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スウェーデンハウスとは
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所在地 | 〒373-0007 群馬県太田市石橋町 817-5 |
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診療科目 | 動物病院 |
お問い合わせ先 | 0276-37-7219 |
ホームページ | http://www.inamura-ah.com/ |
稲村先生は平成16年に「稲村動物病院」を開業されました。開業にあたって目指されたのは、小さいながらもどんな動物にも症状にも対応できる総合病院だったといいます。「実はエネルギーの研究をしている伯父がスウェーデンハウスを建てていまして。省エネ性能や快適さは聞いていました。自分でもその高性能を体験する機会があり、これなら病院に向いている思いました。妻は、木製サッシや木のぬくもりがすごく気に入って。ほっとできる雰囲気の病院になるなぁと」。
稲村先生は、そんな点からスウェーデンハウスで病院の建築を決められました。「他の住宅メーカーなども比較しましたが、これだけの条件を満たそうとすると、たくさんのオプションが必要でした。仕上がりも不自然な感じがしますし」。病院の玄関先に設けたウッドデッキは、大型犬のための待ち合いスペースです。木製サッシとも相性がよく、やさしい趣きで評判がいいとか。
「飼主さんもペットも離れ離れになるのが不安。ですから、待合室から診察室や処置室の様子がうかがえたり、声が聞こえる工夫が必要でした。とはいえ、臭いなどの問題もありますので、すべてオープンというわけにもいきません」。こういった相反する課題に設計担当者が根気よく取り組んでくれたそうです。工夫したのは次のようなポイント。
緊急の際に対処しやすい工夫も見られました。たとえば、処置室は玄関からストレートな動線でつながり、救急患者を迎えられます。そして、処置台を中心に必要な器具がレイアウトされ、手術室やレントゲン室にもスムーズに移動可能。また、処置室と入院スペースである犬舎には壁を設けていません。「ほかの患者さんを処置中に入院患者さんの容態が急変することもあります。人間なら何かの方法で医者を呼べますが、動物はこちらが気付いてあげなければいけません。そのための工夫です」。さらに、天井も高くしてありました。手術室の無影灯の照準を合わせるために、天井の高さは2.75mに設計しています。
「別の症状で入院した猫が、アトピーで目ヤニもあったんですね。でも、入院3日ほどで目ヤニが消えて。特にそのための処置はしていません。たぶん、この建物には有害な物が入ってこないからでしょう。とても気密性が高いし、換気システムには花粉まで抑えるフィルターが備わっていますからね」。クリアな空気環境であると同時に、温度も快適だといいます。「開院した9月は暑かったんですが、待合室のエアコン1台で、約30坪ある病院全体が涼しくなりました。来院される方もスタッフも快適さに満足しています」
寒い時もエアコン1台を1〜2時間動かすと暖かくなるそうです。「まだ本格的な冬を迎えていませんが、これなら期待できそう。床が冷たい感じがしないんですね。休憩室に泊まることもあるんですが、自宅よりずっと暖かい。妻や子供たちも休憩室で快適さに驚いています」。来院される方からは「とても落ち着ける」「近所にこんな雰囲気の病院はない」といった声をいただいたそうです。また「ぜひ建物を見せてください」と、見学されるご家族も3組おられたとか。病院としても住宅としても注目されているようです。