美しさと性能面で多くの先進国では木製サッシが常識となっています。しかし日本ではわずか0.5%のシェアでしかありません。これは日本の住文化の大きな不思議。性能を知ればきっと木製の良さが分かるはずです。省エネ先進国と言われる日本ですが、窓については遅れていると言わざるを得ません。多くの国で複層ガラス窓が当たり前になっているのに、日本ではまだ少数派。スウェーデンハウスは3層ガラスが標準です。北欧のユニバーサルデザイン発想から誕生したのが回転する窓。部屋の中から窓の外側を拭くことができる便利さと、換気量を調整しやすい機能性で、暮らすほどにその良さを実感できるはずです。
表情豊かな木の窓だから
インテリアや庭の草花とも美しく調和。
表情豊かなデザイン性に優れた木の窓は、インテリアの一部として楽しむことができると共に、外の景色をフレームで飾られた絵画のように演出します。また、彫りが深く表情が豊かな木の窓は自然の草花との相性も良く、家の外観とも馴染むため、暖かみのある暮らしを演出し、毎日をもっと楽しくしてくれるはずです。
「2014年度グッドデザイン賞」を受賞
スウェーデンハウスの「木製サッシ3層ガラス網無し防火窓」が
これまで支持されてきた 機能・性能面に加えてデザイン面でも優れていることが高く評価されました。
カビやダニの原因発生にもなる
家の天敵、結露をシャットアウト。
樹脂の約1.4倍、アルミの約1,700倍の断熱性能がある木は調湿性に優れ、室内の湿度を調整しようとする作用があるため、高温多湿な日本の気候に最適な素材であると言えます。また断熱性が高い木製サッシは、外気の影響を受けにくいため、結露の発生を抑えます。
実は木は火に強い。
住まいを守る高い防火性能。
木は表面が燃えると炭化した部分が熱を遮断し木の内部まで火が届きません。特にじっくりと時間をかけて育ち年輪が詰まった木はアルミサッシと比べてもより燃えにくく、加えて2012年には網の入らない耐熱強化ガラスでも防火設備認定を取得。景観を損ねず高い防火性能を実現しています。
※写真は防火設備認定試験の模様
真冬の窓辺でも寒くない。
3枚のガラスが作る2つの中空層。
一般的な2層ガラスの1枚の厚みは3mmなのに対し、スウェーデンハウスでは4mmのガラスを採用。中空層も一般的な複層ガラスの6mmに対し、12mmに設定しています。この2つの中空層(アルゴンガス)が優れた断熱性能を発揮。開口部を大きくとっても室内はいつでも快適です。
ピアノもホームパーティも、
ご近所に気兼ねしない防音性。
32dBも減音できる遮音性能を備えた木製サッシ3層ガラス窓。これは賑やかなホームパーティーの声も、外からは静かな公園程度にしか聞こえない性能です。逆に屋外が交通量の多い交差点程の騒々しさであったとしても、室内は閑静な夜の住宅街程度の音に軽減されます。
暴風雨もシャットダウンする、
ビルと同等の水密・耐風圧性能。
近年多発する日本特有のゲリラ豪雨や台風など、横なぐりの雨を想定した試験の結果、スウェーデンハウスの窓が住宅用を超えた中高層ビル用に並ぶ性能を持つことが実証されました。また窓の耐風圧試験でも、ビルの7階から23階までに使用する窓の性能に達していることが実証されています。
気持ちの良い風を
取り込みやすい回転窓
一般的な窓と違って、180°回転するので窓全部が開放でき、快適な季節には気持ちのいい風を存分に取り入れられます。また専用の網戸も用意しているので、虫などの侵入を気にすることなく窓を開けることができます。
部屋の中から拭ける。
掃除が楽しくなる窓です。
もともと北欧で生まれた回転窓。その始まりは開発者が祖母の負担を軽くするために、部屋の中から窓の外側を拭けるようにと考えたものでした。日本でも空気の汚れや花粉、黄砂などで窓が汚れやすくなっています。簡単に掃除ができる窓なら、いつもキレイにでき室内も明るくなります。
潜水艦のハッチのような、
高度な気密性能。
一般的な引き違い窓は、構造上サッシと窓枠の間に必ず隙間が生じ、気密性能が保てません。スウェーデンハウスの回転窓は周りを気密パッキンでぐるりと囲んだエアタイト構造。レバーハンドルを操作することで、サッシと窓枠を潜水艦のハッチのように密着させます。この高い気密性能がよりハイレベルな断熱性能を実現します。
知ってなっとく
窓の豆知識
暑さ寒さの多くは、
家の開口部からやってくる。
冷暖房した室内の熱の多くは、窓などの開口部から逃げています。木製サッシ3層ガラス窓は、このロスを最小限に抑えることで、冷暖房費を大幅に抑える省エネ性能。家計にも優しい家です。
一般的な住宅の熱の流入・流出の割合
出典:「次世代エネルギー基準早わかりガイド」
(財)住宅・建築省エネルギー機構
119番通報から消防車が来るまで「15分」。
消防白書によると放水等の消火活動を行った建物火災のうち、通報から放水までの時間は15分以内が約94%。外からの炎に20分間耐えることができれば、ほとんどの場合、延焼を防ぐことができます。木製初の防火認定を受けたスウェーデンハウスの窓は、その20分間の防火設備認定試験をクリアしています。
人が感じる温度は室温ではなく体感温度。
人が暑い、寒いと感じる温度(体感温度)は、室温だけではなく、自分のまわりにある床・壁・天井の「表面温度」からも影響します。それらの表面温度が室温よりも低ければ熱を奪われて寒いと感じ、逆に高ければ暑いと感じるのです。冬、仮に外気温が0℃で室温が20℃の場合、床・壁・天井の表面温度の平均が10℃だと、体感温度は算定式により15℃。室温が同じ20℃でも表面温度が19℃だと体感温度は19.5℃に。表面温度の違いだけで4.5℃もの差が生じます。これは夏の場合も同様。高気密・高断熱の家なら外気温の影響を受けにくいので表面温度は常に安定します。このため、室温と体感温度の差が少なくなり、一年を通じて快適と感じるのです。
※ここでの表面温度は、
床・壁・窓・天井の表面温度の平均値
木の窓はつくるときも、
つくってからも環境にやさしい。
アルミサッシは、木製サッシに比べ製造時に1,460倍ものエネルギーを必要とします。その際のCO2(二酸化炭素)の放出量は木製サッシの約30倍。また木は燃やさない限りCO2を貯蔵し続けるので、森を保存しているのと同じ効果があります。もちろんアルミに炭素貯蔵量は全くありません。 木の窓は製造時も製造後も環境にやさしいのです。
木を1とした場合の素材生産における
消費エネルギーの比較
上質な木材が調達しやすい、
北欧という環境。
スウェーデンでは国家規模で木材資源を守ることを考え、伐採する量より成長する量の方が、常に多くなるように定められています。その結果、北欧では今も森が増え続けており、上質な木材が調達しやすい環境が維持されています。