那珂キッズクリニック小児科

親子の目線で「こんな小児科あったらいいな」をカタチに

待ち時間まで楽しくなるように

平成20年2月に開業した、那珂キッズクリニック小児科。院長の柏木先生は「親として、また子どもの目線で"こんな小児科があったらいいな"を形にしたかったんです」と開業への思いを語ってくれました。「大切にしたのは医院らしくないこと、待ち時間までも楽しくなるようなクリニックです」。確かに、待合室はリビングように心地よく、ブランコのある診察室やパイン材の二段ベッドが置かれた処置室は冷たさや緊張感とは無縁。あたたかく楽しげで、大人でも童心に帰れそう。

木のぬくもり、特に木製に一目惚れして

「木のぬくもりを感じられるクリニックがいいな」。奥様の一言が、スウェーデンハウスを選ぶきっかけになったといいます。「水戸のモデルハウスに出掛けると、妻が一目惚れ状態。特に木製の窓が気に入って。私の目指した、病院らしくないという考えにもピッタリでした」。すでに、スウェーデンハウスで小児科をお建てになっていた林辺先生や宮崎先生のクリニックも訪ねられたそうです。「お二人とも、とても満足している様子が伝わってきて、ここなら任せられると確信しました」。

ブランコのある診察室やカメが見られる処置室

那珂キッズクリニック小児科には患者さんへのやさしい気遣いが随所に。たとえば院内感染を防ぐため、玄関はメインと感染・救急用に分けています。そして、待合室も一般と熱のある方用に分け、換気システムは空気の流れに配慮。待合室は天井が高くて窓が大きく、のびのびできます。診察室は建物の中心で、窓がないにもかかわらず、天窓から光が差し込む明るい空間に。大きな鳥の椅子やブランコなど楽しげな演出も。また、処置室の隣には、ペットである大きな亀（30kg）の部屋を設け、ガラス越しに見えるように設計しています。子どもたちに大人気とか。

授乳室や子ども用のトイレも

親子兄弟が一緒に来院されることを前提にした配慮も。たとえば、授乳室や子ども用の洗面台＆便器など。また、患者さんはもちろん、スタッフも安心して働ける環境を整えているのも特徴です。「スタッフのお子さんを預かる保育室を２階に設け、保育士さんにも来てもらっています。将来は２階に病児保育を行なうスペースを設けようと考えています。そのためにも、スウェーデンハウスの快適な環境はベストだと実感しています」。

「帰りたくない！」と泣く子がいるほど、親しまれて

小さな患者さんたちからクリニックが愛されているエピソードは事欠かないそうです。「帰りたくない！って絶叫している子もいます（笑）。ふつうは、行きたくないって泣きますよね。付き添いで一緒に来た兄弟たちと、ブランコを取り合ったりする子も。具合が悪くても、ここに来ると元気になるみたいです」。カメについても楽しいお話しが聞けました。「カメが人参を食べているのを見て、野菜を食べるようになった子もいます。子どもたちから、私はカメの先生、ここはカメの病院といわれているんですよ」。

予約の時間より早く来院される方が多い

働く環境としても快適だといいます。「私は１日の大半を診察室で過ごしますが、冬でも足腰が冷えません。床暖房と間違われることも多いですね。寒がりのスタッフが、足元にヒーターがなくても大丈夫と喜んでいます。夏も冷房がきつくなくて自然な涼しさ。設定温度は冬が21℃、夏が28℃と弱めで充分心地よくなります」。那珂キッズクリニック小児科ではWEB予約を採用。診察10分前にお知らせしていますが、それよりずっと早く来院される方が多いそうです。訪ねてみて、その理由がよくわかりました。