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スウェーデンハウスとは
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オーナー様インタビュー
H夫人の実家の敷地に、ご両親の住まいと並んで建つ、築50年の古い家。初めは、これを建て替える計画があったという。それが一転したきっかけは、娘婿であるHさんの一言だった。「いっそ全部立て替えて二世帯住宅にしませんか」。ご両親の家は、冬は室内でも息が白く見えるほど寒く、夏は暑くて、そんな住環境が気になっていたそう。設計士でもあるHさんが提案したのは、二世帯が左右に並ぶスウェーデンハウス。建物の中央に玄関や階段、水まわり、テラスといった共有スペースを設けることで、2つの世帯をつないでいる。両世帯ともLDKが2階に配置され、バルコニーを挟んで互いのLDが向き合うため、気配を感じることができる。「縦割り型にしたのは、横長の敷地を有効活用するため。また、親世帯と子世帯で暮らしのリズムが違うために、上下住み分け型では生活音が気になると思ったからです。そして、いずれお隣の平家が建て替える可能性を考えて1階が暗くなると予想し、2階にLDKを計画しました」とHさん。将来の階段の昇降が不安というご両親のために、エレベーターを設置するスペースとして1・2階に納戸を用意し、予備配線も済ませた。高気密・高断熱の心地よい室内と、両世帯の適度な距離感。そこから生まれた自然な交流を愉しまれているご家族だ。
中央の玄関を共有しながらも、左に親世帯、右に子世帯と、それぞれの独立した空間が確保されているH氏邸。2軒の家を共有スペースでつないだような、横長の敷地を活かした形状だ。道路に面した1階浴室は、木製の囲いを目隠しにした坪庭風のしつらえで、入浴中も窓からの眺めが愉しめる
2階のバルコニーを挟んで、向こう側の親世帯、こちら側の子世帯LDが向かい合う。互いの気配が感じられ、ほどよい距離感が保てるレイアウト。お父様がバルコニーでとる朝食にお子さんが参加するなど、二世帯の自然な交流が生まれている
豊かな木の風合いと光に包まれた親世帯のリビング。パインを張った温かみのある勾配天井やトップライトが開放感と明るさを演出する。窓をふんだんに設けても周囲の視線が気にならないのは、2階リビングならでは
子世帯リビングに造作された天井までの飾り棚は、その端正な設えに目を奪われる。家族のライブラリーとしても活躍中。隣のフリールームとの間仕切りも兼ねているため、暗くなりすぎないよう素通しに
子世帯ダイニング。斜天井とトップライトの組み合わせは親世帯と同じだが、ダークな色合いを基調としモダンで落ち着いた空間に。フローリングには、独特の濃いブラウンが特徴であるアフリカ産のメルバウという木を用いた
建物の中央に共有スペースとしてバルコニーとテラスを配置。南側に庭を確保しづらい敷地を逆手にとったレイアウト。日当たりと風通し、コミュニケーションを巧みに得る設計だ
玄関からホール越しにテラスを見る。2階ホールの窓から届く光も相まって実に明るい。吹き抜けや窓外への視線の抜けもよく、開放感あふれる共有スペースに。これだけ開放的な空間でも暑さ寒さを感じることなく過ごせるのはスウェーデンハウスならでは
バルコニーとともに両世帯のほどよい距離感を保つ廊下。大きくとった窓からは日差しや風もふんだんに入る。階段の吹き抜けに面し、シンプルな手すりの見通しのよさも手伝って開放的な空間に
Hさんの書斎として設けられた2階のフリールーム。2つの窓から入る光と、窓のまわりに造り付けた収納棚が印象的。雨の日には洗濯物を干したり、アイロンがけのスペースになったりと家事室としても活躍中
親世帯のLDに隣接する和室。ブルーのクロスや市松に敷いた縁無し畳でモダンな雰囲気に。引き戸を開けてLDと一体で使うこともできる