愛知県西部に位置し、名古屋市に隣接する清須市。名古屋都心へのアクセスに優れている一方、庄内川・新川・五条川が流れる豊かな自然環境と、織田信長の居城として知られる清洲城があることでも知られています。
2024年には「清須こども・はぐくみ宣言」を行い、子育て支援を通じた地域・街の活性化も推進しており、老若男女が暮らしやすい街づくりが進められています。
清須市には、江戸時代に名古屋と中山道を結ぶ重要幹線だった美濃街道があり、宿場町として栄えていた歴史があります。このエリアの交通利便性の高さには、交通の要衝として栄えた歴史が受け継がれていると言えるでしょう。
市内には、JR東海道本線、名鉄名古屋本線・犬山線・津島線、東海交通事業城北線の3社5路線が乗り入れています。
清洲駅から名古屋駅までは、JR東海道本線を利用すると約8分で到着。名古屋駅は、JR東海道新幹線が乗り入れる東海地方最大のターミナル駅で、国内各地へのアクセスに優れています。また、名古屋駅から名古屋鉄道の特急「ミュースカイ」を利用すると、約30分で中部国際空港へ到着できるため、国内外への出張や旅行にも便利です。
清須市は公共交通機関だけでなく車でのアクセスも良好。名古屋高速6号清須線「清須IC」から名古屋中心部の「丸の内IC」まで約17分、中部国際空港も約52分で到着することができます。
なお、2030年代に予定されるリニア中央新幹線の開業後は、名古屋駅と東京(品川駅)が約40分で結ばれるようになります。今後、周辺の不動産の価値向上にも期待ができそうです。JR清洲駅周辺では、土地区画整理事業による安心・安全かつ円滑・快適に利用できる駅周辺環境の整備が進められており、清須市のポテンシャルは今後さらに高まっていくことでしょう。
清須市内には「マックスバリュ清須春日店」「ヨシヅヤ 清洲店」など数多くの大型スーパーが点在しているので、食料品や日用品の普段のお買い物に便利。JA直売所の「アグリマルシェはるひ」は、地元の新鮮野菜が手に入るのでおすすめです。
近隣エリアまで足を運ぶと、国道22号線沿いには大型ディスカウントストア「ドン・キホーテ楽市街道名古屋店」、国道302号沿いには大型ショッピングモール「mozoワンダーシティ」があり、家族でゆっくりとショッピングが楽しめるのも嬉しいポイントです。
清須は、家族の急なケガや病気にも対応できる医療機関も充実しています。「五条川リハビリテーション病院」「豊和病院」「新川病院」などの総合病院があるほか、クリニックは市内各エリアに点在しており安心です。
清須は、豊かな自然に恵まれた歴史ある街。休日のお出かけにもぴったりなスポットが多数あることも魅力の一つです。
まずご紹介したいのは、街のシンボル的な存在「清洲城」。NHK大河ドラマ「どうする家康」では、徳川家康が織田信長の居城である「清洲城」を訪れるシーンが描かれるなど、歴史の薫りに触れられるスポットです。
清洲城からほど近い場所にある日吉神社は、豊臣秀吉との縁が深いことで知られています。秀吉の母が日吉神社に祈願したことで秀吉を授かったことから、秀吉の幼名は日吉丸と名付けられたとのこと。ほかにも、東海地方最大の弥生集落「朝日遺跡」など、周辺には数多くの歴史遺産が残されています。
清洲城に隣接する「清洲古城跡公園」の高台からは、清洲城や五条川を望むことができます。春には桜、秋には紅葉と四季折々の景色が楽しめる絶景スポットとして人気です。五条川は上流域から「水辺の散策路」が整備されており、ジョギングやウォーキングを楽しむ人の姿が数多く見受けられます。
清須では、毎年6月の第1土・日曜に開催される「尾張西枇杷島まつり」が広く知られています。1802年から200年以上続く歴史あるイベントで、源頼朝などの戦国武将らを模したからくり人形が乗せられた5輌の勇壮な山車による迫力ある巡行が見どころ。笛や太鼓の音を響かせながら露店が立ち並ぶ美濃路を練り歩きます。
清州城から程近い「キリンビール名古屋工場」は、人気ビールブランド「キリン一番搾り生ビール」の製法や、おいしさが体感できる工場見学が楽しめるスポット。ビール好きには嬉しい試飲タイムもあります!お子さまも楽しめるキリンビバレッジ工場の見学ツアーもあるので、家族でのお出かけにもおすすめです。
ところで、ココイチの愛称で知られるカレーチェーン店「カレーハウス CoCo壱番屋」の1号店が清須市内にあることはご存じでしょうか?実は1978年にオープンした「西枇杷島店」が1号店になります。同所に併設されている「壱番屋記念館」では、CoCo壱番屋の歴史を知る展示を見学することができますので、ココイチファンの方はぜひ訪れてみてください。
近隣エリアまで足を伸ばすと、ゴルフ場やキャンプ場など、休日をアクティブに過ごしたい方にぴったりの施設も充実しています。のんびりと過ごしたい時には温泉などもおすすめです。
清須市では、人口減少対策事業の一環として、子どもや若者を地域全体で育むまちづくりを推進しています。
主な子育て支援策として「出産・子育て応援給付金」の支給、電話や面談で子育てに関する悩みが相談できる「子育てコンシェルジュ」、妊娠期〜子育て期までの相談と支援を一体的に行っている「こども家庭センター」などに力を入れています。
また、待機児童ゼロの維持にも力を入れており、認定こども園や小規模保育所の誘致を推進。保育園の入所選定では、人工知能(AI)が判定するシステムを導入し、入所決定通知の迅速化などを図っています。
子育て世帯に嬉しい施設としては、複合施設「清須市夢広場はるひ」をおすすめします。清須市立図書館、清須市はるひ美術館、はるひ夢の森公園の3つの施設が連携し、さまざまな文化的活動に参加、体験する機会を提供しています。また、「にしび創造センター」の天体教室では、天体観測室に設置された天体望遠鏡による星の観察を月に一度無料で開催しており、お子さまと一緒に四季折々の星や惑星について学ぶことができます。
清須市は、西春日井郡の西枇杷島町、清洲町、新川町の3町が合併して誕生し、2025年には市制20周年を迎えます。かつての尾張国の要所「清須」は、交通の要衝としての地理的優位性はそのままに、現代においては豊かな歴史・自然環境を活かしつつ、幅広い世代が暮らしやすいまちづくりを進めています。
閑静で落ち着いた住環境でありながら、不動産・住宅の価格は名古屋市内に比べてリーズナブルな清須市。利便性の高さと閑静で落ち着いた住環境のどちらも手に入れたいという方におすすめのエリアです。