さぁ、あの日の笑顔に会いにいこう。
旅先で手に入れた小さなオブジェ、子どもたちが作ったモビールやおばあちゃんの刺繍。お気に入りのものたちを、棚や引き出しの中にしまい込んではいませんか?
思い出の写真も庭の草花も、いつだって目にふれる場所に置いておけば、眺めるたびに思い出したり、ほっこりしたり…。
階段周りを上手に使って、家族のギャラリースペースを作ってみましょう。
POINT
気負わず、思い思いに。
ギャラリーというと額縁を並べて飾るイメージがありますが、額を用いず、虫ピンなどで留めるだけでもOK。クロスや刺繍などの作品も、そのまま飾ればやわらかな印象に。
思い出の品はもちろん、ふと心惹かれるアイテムも、家族みんなで「こんなのどう?」と持ち寄って、
全体のバランスを見ながら楽しく配置していくだけでいいのです。
POINT
立体感のあるもので表情に変化を。
たとえば、切り花の先端を濡らした綿などでくるんでアルミ箔で包み、筒状に丸めた布や紙に入れて壁に掛ければ、軽やかな立体感が生まれます。モビールなど、人が通るたびに揺れるものもオススメ。1階から見上げたり、2階のファミリールームから見下ろしてみたり。家族それぞれの目線でバランスを調整するとよいですよ。
北欧の人々は、家の壁を建てた時のまま、まっさらな状態にしておくのはもったいないと思うそう。側に置いておきたいもの、いつも眺めていたいものを飾り、前を通るたびに嬉しく、懐かしく、楽しい気持ちになるように…。家族の絆を深めてくれる、お手本のような習慣です。