薪ストーブブランド
Jøtul(ヨツール)
薪ストーブのある暮らしに、憧れる方は多いのではないでしょうか。じんわりとやさしく温もる暖かさ、揺れ動く炎の明かり、薪で調理する温かな料理。薪ストーブの機能は豊かな生活の基盤であり、安らぎの根底を支えるものです。だからこそ美しくゆらめく炎を眺めるひとときは、言葉を超えて人の心を癒し、家族や仲間とのつながりを深めるのです。
18世紀後半に誕生した鉄製の箱型薪ストーブは、鋳鉄に美しいレリーフが施された窓のない密閉式のもので、北欧で暮らす人々にとって単なる暖房器具ではなく、厳しい寒さの中で命を守るための道具でした。その堅牢さは時代を超えて受け継がれながら、やがて耐熱性ガラスが登場すると、ガラス窓越しに「炎を楽しむ」文化へと発展。炎の周りに人が自然に集まる、くつろぎと団欒の場の中心となったのです。
1853年、ノルウェーのクリスチャニア(現オスロ)郊外で創業した「ヨツール」は、170年以上の歴史を持つ老舗薪ストーブブランド。鋳鉄ならではの重厚感と普遍的なデザインから、モダンなスタイルのものまで、いつの時代も、どのような住宅にも寄り添う製品づくりをしてきました。
ヨツールが大切にしているのは、「世代を超えて愛され続ける品質」。暖かさの質、安全や環境への配慮、デザインの美しさを追求してきた技術と伝統のもと、職人の手仕事により一台一台丁寧につくり上げられる薪ストーブは、親から子へ、そして孫の代へと受け継がれていきます。実際、100年以上使い続けられているヨツール製品も珍しくありません。
命を守り、家族の団欒を支え、世代を超えて愛されるヨツールの薪ストーブ。伝統を守りながら時代とともに進化を続ける、その息の長いものづくりの姿勢に、スウェーデンハウスも深く共鳴します。私たちも、炎を囲む温かな時間を慈しみ、安心して豊かな暮らしを末長く楽しんでいける住まいをお届けしていきたいと思います。


