スウェーデン流 ママとパパと子どもたちのいる暮らし「放課後のすごしかた」

2018.10.15 UP

すでに皆さんもご存知のように、スウェーデンは両親ともに働いているのが普通の社会。では、子どもたちは学校の授業が終わった後どのように時間をすごしているのでしょうか? 気になるところですね。
日本に学童保育があるように、スウェーデンにも同じような施設があり、放課後には“ほぼ全員”がそこに移動します。保育園を「daghem(ダーグヘム) 昼間の家」と言うのに対し、放課後を過ごす場所は「fritidshem(フリーティーズヘム)フリータイムの家」と言います。通称「fritids(フリーティーズ)」と呼ばれるこの施設は学校内や学校近辺に数カ所あり、その名のとおり家庭にいるような環境になっています。
もともとはひとり親家庭を支えるために始まった民間の活動でしたが、現在のような形になったのは女性が社会に進出し始めた1960年代からだそうです。

daghem(ダーグへム)は現在 förskola(フォーシュコーラ)就学前学校と名称が変更されています。

スウェーデンでは学校の始まる時間がクラスによって異なることもあり、遅く始まる日や親が早く出勤する日に、授業が始まる前の時間をフリーティーズですごす子どもたちがいます。早い時間にやってくる子どもたちはここで朝食を食べることもできます。
同じ学年ではクラスごとに別々のフリーティーズに配置されますが、学年別ではなく縦割りで1年生から6年生までの生徒が混じって同じ場所ですごします。ここでは年の違う子どもたちが協力しあって遊ぶことで、兄弟姉妹の少ない子どもは家庭でできない体験ができるとても良い機会となります。
フリーティーズには担当の保育者がついているので、宿題や勉強もできますが、あまり押し付けないのがスウェーデン流。基本は好きなことをして遊ぶことから学ぶのだそう。

うちの娘が通っていたフリーティーズは学校の敷地から少し離れた場所にあり、すぐそばに大きなグラウンドとその横には森が広がっていて、ほとんどの時間を外ですごしていたようです。
ある秋の日にグラウンドのそばのリンゴの木に登り、赤く実った実をもいでアップルケーキを作っておやつに食べたと、お迎えに行った時に楽しそうに話してくれたのを今でも覚えています。

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