春を待つ飾り

「どこかにスノードロップが咲いていないかな...」「今、カモメの鳴き声がしなかった?」と春を待ちわびる気持ちが膨らんでくる3月は、寒くて暗い冬からやっと解放される季節です。
日差しが強くなり、日に日に明るくなる毎日ですが、スウェーデンではこの時期に雪が降ることは珍しくありません。
そして冬が舞い戻るたび、膨らんだ気持ちがまた小さくすぼんでしまいます。

そんな気持ちを元気にしてくれるのが、ポップな模様をつけたイースターエッグやカラフルに染めた羽飾りです。イースター(復活祭)の飾りは、まだまだモノトーンの世界が続く街に鮮やかな色どりを添えてくれます。

お花屋さんでは春を告げるチューリップがたくさん並びます。そして、ひときわ目を惹くのがイースターのシンボルでもある黄色い水仙と、白樺の枝にカラフルな羽根を付けたPåskris(ポスクリース)と呼ばれる飾りです。

街のあちこちでみかける、鮮やかな色に染めた羽が特徴のスウェーデンのイースターの飾り。

イースターの魔女

スウェーデンではイースター直前の木曜日、ほうきにのった魔女たちが青い丘に飛んでいくという、古くからの言い伝えがあります。この魔女たちとはあまり関係がないようですが、1800年代中頃からイースターのお祭りの一部として、子どもたちがPåskkärring(ポスクシャーリング)という魔女たちに変装してお菓子を貰いに歩くようになりました。最近では学校や保育園での恒例行事にもなっています。

ほっぺを赤く染めたそばかす顔で、エプロンをつけ、スカーフを頭に巻いて、手にやかんやカゴを持った魔女たち。
イースター直前の木曜日のスウェーデンでは、こんな可愛い魔女たちに出会えますよ!

Glad Påsk(グラード・ポスク)!


Påsk(ポスク)はスウェーデン語でイースターのこと、kärring(シャーリング)は可愛い女の子のことを意味します。

Glad Påskはスウェーデン語でHappy Easter(ハッピーイースター)のこと

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