思い出を紡ぐ
かけがえのない場所。
山梨県 | Eさん
2021年、神奈川県の郊外に
お住まいだった
40代のEさんは、
自然豊かな山梨県の別荘地に
スウェーデンハウスを建てられました。
それから1年半後には、利便性に富む
東京都内に、
築25年を経た
スウェーデンハウスを購入されます。
2つの家を生活拠点に、快適さと
ご自分たちらしい暮らしを
追求するEさん。
富士山を眺める絶景のLDKで
お話を伺いました。
憧れの地に思い描いた
もう一つの家。
都内から車を走らせておよそ2時間。富士山と南アルプスの山々を見渡す雄大な高原に、「アルム」の三角屋根が佇んでいます。
LDK に入ると、大きな木製サッシ3層ガラス窓の外に広がるその眺めに、思わずため息がこぼれます。
4人家族のEさんがこの場所と出会ったのは、2020年の秋のことでした。当時は神奈川県に住んでいましたが、この土地の近くにご友人がいて、よく遊びに来ていたとおっしゃいます。
「軽い気持ちで不動産屋さんを訪ねたら、この絶景を紹介されたんです」。
当時ご夫妻は40代半ば。ご主人は若かりし頃、ホテルやマンション住まいをしながら各地を飛び回り、週末一日だけ家に帰るというほど多忙な生活をされていたとか。
「出張のたびに新幹線や飛行機の窓から小さな富士山を眺めていて。いつかこの山が見える家に住みたい」と憧れを募らせていたと振り返ります。
早速、土地の仮予約をしたEさん。建てるのは、当時のご自宅と同じ北欧のログハウスと決めていました。信頼するログハウスビルダーに一任して建てた家で、とても気に入っていたとおっしゃいます。
ところが、Eさんの思い入れに反して新たな家づくりは思うように進まず、気分転換に近所の住宅展示場へ。お二人で訪ねたのが八王子モデルハウスでした。
奥様は「スウェーデンハウスのことは知っていました。友人が住んでいて何度か遊びに行ったことがあり、素敵な家だね、とは話していたんです」。
展示場に入ったEさんは、その暖かさに驚きます。そこで出会ったのが、営業担当の伊藤と中山でした。
「まだこの時点ではログハウスを断念したわけではなかったので、『建てないかもしれないけどいいですか?』と言って見学していました(笑)。
お二人は揃って『暖かい家は窓が重要!』と熱く語っていましたが、この時はあまり響かず(笑)。ほしい部屋やリビングのイメージなどを簡単にお伝えしたら、ぜひ図面をつくらせてください、とおっしゃって。
そこからわずか1週間ほどでイメージ通りの家ができ上ってきたのには驚きました。妻とそれを見て、これだ! となったんです」。
大きな買い物をする時は、そこで出会う「人」を重視するとおっしゃる奥様はこう振り返ります。
「伊藤さんと中山さんが私たちよりとても楽しそうに提案してくださる(笑)、それにつられてこちらのイメージもどんどん膨らんでいったんです」。
チームワークで叶った
理想の空間。
「その後もスピード感よくスムーズに運んだ結果、コロナ禍の混乱にも巻き込まれず、家づくりを進めることができました」とお二人。
ご主人はこうおっしゃいます。「何より、スウェーデンハウスのみなさんのチームワークが最高でした。設計士さんは堅実だし、インテリアコーディネーターさんは、プロの眼から、『これがお薦めです』と自分たちが思いつかないような素敵なデザインを提案してくれる。
棟梁を中心に大工さんたちの団結力も素晴らしく、工事を見ていたご近所の方に『これはいい家が建つよ』なんて言われたこともすごく嬉しくて」。
2021年10月に完成した家は、ほぼ最初の図面通りとおっしゃいます。
1階にはLDKと水回り、ゲストルームとピラティスのインストラクターでもある奥様のスタジオを設け、2階は家族のためのくつろぎの空間に。お客様をもてなせる特別な場所にしたかったという、Eさんの希望を叶えた家になりました。
「これまでの経験上、家はプロにお任せするのが一番いいだろうと、こちらのイメージを伝えて、照明やインテリアもすべてお任せしました。おかげでとても気に入っています」とお二人は笑顔を見せます。
入居され、改めてスウェーデンハウスの気密・断熱性能の高さを実感されたというEさん。
「部屋の温度がいつも一定で、家のどこにいても暖かいし、木の温もりも気持ちがいい。お客様にもすごくくつろいでもらえるのが嬉しいです」。
特に、景観を存分に採り入れながら、しっかりと暖かさを守る木製サッシ3層ガラス窓の実力には感心されたとおっしゃいます。
奥様いわく「モデルハウスで伊藤さんと中山さんが熱く語っていたのはこのことか! 確かに“窓”だな、と(笑)。住んでみてよくわかりました、お二人の語りが熱かった理由が」。
ゲストが訪れると、共にダイニングチェアに座り、その窓と向き合います。木枠に縁どられた絶景に、ゲストも自然と言葉が少なくなるそう。
晴れた日は、広いテラスに椅子を出してコーヒーを楽しんだり、バーベキューをしたり。天気のいい日ばかりでなく、この家に住むようになってから、雨の日が好きになったとご主人はおっしゃいます。
「窓から眺めるモヤもきれいだし、激しい雨でも室内は静かで、微かに聞こえてくる雨音が心地よく、ここで本を読むのが好きになりました」。
奥様も「そういえば、最近は旅行に行かなくなりました。快適な我が家の方がいいなと…」。
築25年の
スウェーデンハウス。
新たな拠点ができたのち、Eさんは都心へのアクセスを考え、都内に戸建て住宅を借りられます。
「この家がとにかく寒かった。窓の結露はひどいし、冷暖房費はかかるし。ふと中古のスウェーデンハウスないかな…と検索してみたら、近くに築25年の家が見つかったんです」。
奥様もこう続けます。「伊藤さんと中山さんが、スウェーデンハウスなら100年住める!! と言っていたし。安心だと思いました」。
他にも見学希望者がいると聞き、すかさず購入を決めたEさん。室内をリフォームし、2023年4月から快適に暮らしていらっしゃいます。
「窓の取っ手の形が今と違っていてかわいい。年月を経た木の味わいといい、ビンテージ感があって気に入っています」。
現在、ご主人は、山梨と東京の家を行き来しながらお仕事をされています。普段は東京の家に暮らす大学生の息子さん、高校生の娘さんも、長いお休みには山梨の家で、思い思いにくつろいでいるそう。



(写真左)ワークスペースを設けたご主人の部屋。窓を開けると鳥のさえずりが癒しのBGMに。
(写真右)2階は家族のくつろぎの場所。お気に入りのビンテージ家具やファブリックに、窓からの景色を楽しめる天吊りのハンモック。奥様の愛読するコミックもずらり。
ワークスペースを設けたご主人の部屋。窓を開けると鳥のさえずりが癒しのBGMに。
「思い出」を
積み重ねていく場所。
2つの家を拠点に快適な暮らしを実現されたEさんですが、実はこの土地の仮予約をした直後、ご主人は急病を患い、家づくりの計画も白紙になりかけたのだとか。
幸いにも奇跡的に回復し、改めてこの地に立ったご主人は、迷わず土地の購入を決めたとおっしゃいます。
「入院中、初めて残りの人生について考え、今のうちにやっておきたいことを思いつくままに書き出してみたんです」。
その中の一つが、奥様の「ピラティススタジオをつくること」でした。
「病気になる前に読んだ本の中に、『人生の一番大事な仕事は、思い出づくりである』という言葉があって。入院中に思ったんです。このままでは思い出の量が足りないなと」。
ご自分にとって本当に大切なことは何か、真剣に考えられたEさん。
「あの日からの僕の人生は、いわばボーナスステージ。だからこれからは、これまでできなかった思い出づくりをたくさんしていきたいと思っています」。
いくつもの出会いと奇跡が重なって生まれた、Eさんのスウェーデンハウス。
決して消えることのない「思い出」を積み重ねながら、記憶に残るかけがえのない場所になっていくのだとしたら、私たちにとってこんなに嬉しいことはありません。
