自然を愉しむ、
くつろぎの家。
東京都 | 浅野さん
2年半前、
都内にスウェーデンハウスを
建てられた浅野さん。
お住まいはご家族の生活の場であると
同時に、ご夫婦それぞれの仕事場でも
あります。
木の表情が美しい
モダンスタイルの家で暮らすご夫妻に
お話を伺いました。
北欧の木の家との
幸福な出会い。
背の高いケヤキ並木が続く閑静な住宅街。ここに高校生の娘さんと中学生の息子さん、4人家族が暮らす浅野さんのスウェーデンハウスが完成したのは、2022年10月のことでした。
それまでは近くのマンションにお住まいでしたが、奥様のご祖母様が住んでおられた土地を受け継ぎ、ご自宅を建てることになりました。
ご主人はこう話されます。「マンションは機能的でしたが、実家が戸建てだったこともあり、終の棲家は戸建てがいいな、とは思っていました」。
近くの住宅展示場に足を運ばれた浅野さん。初めからハウスメーカーは、スウェーデンハウスかもう一社かの二者択一だったとおっしゃいます。
「実は、以前からスウェーデンハウスのことは知っていて、いいなと思っていました。結婚して間もない頃、散歩がてらに夫婦で近くの住宅展示場を訪ねてみたことがあり、二人とも当時から強く印象に残っていました。
もう一社は、団塊世代に絶大な人気がある大手メーカーです。有名なメーカーなら親も喜んでくれるかなと思いまして」。
2社に共通していたのは、「木の家」でした。
「木には温かみがありますし、二人とも元々自然が好きなんです」。奥様のご両親は、自然豊かな長野県のご出身。奥様も小さな頃から自然に親しんでいたとおっしゃいます。
実は20年前に、浅野さんは、長野県で中古の別荘を手に入れたのだそう。ご主人はこう振り返ります。
「当時は勤め先の手厚い家賃補助もあったので、利便性のよい賃貸マンション暮らしでした。二人の土地勘がある長野県に別荘を持てば、僕の実家がある名古屋に行き来する時にも立ち寄れるし、親戚も気兼ねなく集まることもできる。ひとつの拠点になるかなと考えました。その別荘が、北欧のログハウスだったんです」。
それはまるで物語に登場しそうな、木枠の窓がついたどっしりとしたたたずまいの木の家でした。
「別荘を買うなら、その分旅行をした方が…という考え方もありますが、自分たちだけの自由な空間を所有する満足感があると思うんです。だから当時は、この別荘が“僕らの家”でした」。
都内から車を走らせて約2時間。人混みが苦手で自然に近い場所が好きというお二人は、長い休みになると幼いお子さんたちを連れて街を離れ、豊かな森に囲まれたその家に向かいました。
夏は避暑に、冬にはスキーや薪ストーブを楽しみに。今年築30年を迎えた別荘は、今もご家族の大切な場所です。
「だから家を建てようと思った時、スウェーデンハウスに足が向いたのも自然なことでした」。
決め手は、
自然な暖かさ。
2社の間で検討を重ね、最終的に気密・断熱性能の高さでスウェーデンハウスを選ばれた浅野さん。
「もう一社の家はとてもお洒落だったのですが、冷え性だった私にとっては、何よりも冬暖かいかどうかが重要でした」と奥様。
他社からは床暖房を提案されたとおっしゃいます。「床暖房を入れても、二重窓にしたとしても、やはり窓からの冷気は来るので…。その点スウェーデンハウスは、気密・断熱性能の高い木製サッシ3層ガラス窓だから、安心でした。
しかも、営業担当の上村さんや設計士さんだけでなく、みなさんが揃って床暖房は必要ありませんとおっしゃる(笑)。 電気代も気にかかりましたし、やはり自然な暖かさがいいなあと思いました」。
現在はご自宅でお仕事をされているご主人も、うなずきます。「暖房して暖かいのと、ほんのり自然に暖かいのとでは、心地よさが全く違うな、と実感しています」。
さらにこう続けます。「二人ともこの木枠の窓が気に入ったんです。外のグリーンを額縁のように切り取って見せてくれるし、この窓のおかげで外観にも特徴があって、遠くからでもすぐわかる。遮音性の高さも、モデルハウスで納得しました」。
家づくりにあたってご主人が希望されたのは、吹き抜けと直線階段のある開放的なリビングでした。
「宿のラウンジのような、ゆったりとした場所が欲しかったんです。駒沢のモデルハウスのモダンなデザインに、これだ!と確信しました」。
子育てをしながらお仕事を続けてこられた奥様は、家族が集まるリビングの近くに、ご自分の仕事場を希望されました。
「コロナ禍で在宅勤務になり、それまで夜にしか帰ってこなかったマンションに夫婦とも長く居るようになって。お互いに近くでずっと仕事をしていると、どうしてもストレスを感じることがありました」。
日の光を感じながら
一日を暮らす喜び。
浅野さんは、息子さんの中学入学のタイミングに合わせ、2023年3月、新しい家に入居されました。ワンちゃんが楽しそうに駆け回るのは、豊かな木の表情とモダンなデザインが溶け合った、吹き抜けのリビング。ヘリンボーンの床とピーリングの壁が、温もりとくつろぎを醸し出しています。
「本当に住み心地がいいです。何より気密・断熱性能の高さを実感しています。実際、室内のどこに居ても温度がほとんど同じで結露もなく、快適です」と、ご主人が見せてくれたのは、屋外と各部屋の状態が一目でわかる温湿度計。
「リビングのエアコン一台で、暖かい空気が吹き抜けから2階の部屋にも回ってくれます。20.5℃で設定していますが、外が何℃になろうと、だいたいどの部屋も一緒です。夏も、窓際が暑くなるということがありません」。
奥様も「以前のマンションでは分厚い靴下をはいていましたが、今はその必要もなくなりました。朝起きた時も暖かいので、布団からさっと出られます。息子は冬でも半袖でいることがあるくらいです」。
ご自宅でそれぞれにお仕事をされているお二人にとって、この家は仕事場でもあります。
「主人は2階、私は1階に分かれて程よい距離感を保ちながら過ごせるようになり、それぞれの仕事にも集中できるようになりました。たまに顔を合わせて、『あれ、いたの?』なんて(笑)。マンションだとこうはいきません」。
家じゅう快適だから、それぞれのスペースで仕事や勉強に集中したり、広いリビングに集まってくつろいだり。自由度の高い暮らし方が、ご家族のよい関係を育んでいるようです。
光が降り注ぐリビングのソファに体を預けると、吹き抜けの窓に青い空が広がります。
「窓が大きくてたくさんあるので、あちこちから日が入ります。一日の日照サイクルをこれまでになく体感できるようになりました。一方向しか窓のないマンションでは、限られた時間しか日が当たりませんから。朝、太陽の光が入ってくることで、生活に自然なリズムが生まれるのがいいですね」。
本物の木の温もりに包まれた空間を、確かな気密・断熱性能でしっかりと守りながら、窓から自然の光や緑を存分に採り入れる。毎日を暮らしながら身近な自然を愉しめる、浅野さんのスウェーデンハウス。
一日を過ごす場所だからこそ、心地よさを何より重視し、「好き」を追求した住まいに、お二人は「ストレスがまったくない。最近は別荘に行かなくてもいいんじゃない?と思うほどです」と笑顔でおっしゃいます。
我が家で快適に仕事ができ、宿のようにくつろげ、自然を身近に感じることができたなら、それが何より。ここには人間本来の暮らし方があるようにも思えます。
