大好きなお家のことがもっと知りたくなった、スウェディちゃん。
どうしてスウェーデンなの? どうやって日本に来るの?
いつも快適で安心して暮らせる、
その秘密を探しにスウェーデンハウスの故郷、スウェーデンを訪ねます。

今回は「トーモクヒュースAB※」の
窓工場を見学するよ!
スウェディちゃんのお家の窓も、
ここでつくっているんだ。
わぁ~い!
ぐるっと回って開く、
あのカッコいい窓が大好きなの!
どんな風につくられているのかな
ワクワク!
スウェーデンにおける会社形態を表すもので、
日本における株式会社とほぼ同義の言葉。
スウェーデンハウスの窓は、約180°回転して開閉する
トップターンウィンドウ(回転窓)って言うんだよ。
窓の特徴のこと、ちょっと勉強してみようね。


- ①窓外枠
- ②サッシ(可動枠)
- ③約180°回転する
トップターンウィンドウ用ヒンジ(金物) - ④3層ガラス
- ⑤気密パッキン
まず回転する窓の仕組みを見てみると・・・
窓の開け方「木の窓」動画をチェック!
見た目にも美しくて、
優れた性能をもつ「木の窓」は
日本では珍しいけど、
多くの先進国で主流となっている。
まるで額縁のように
外の景色を楽しめるのも、いいよね。

うん。それに、ぐるっと回転するから、
お部屋の中から窓の外側も
ラクに拭けるよね。
いつもキレイで、いい気分でいられるの。

さぁ、
スウェディちゃんが大好きな
窓の秘密を見にいこう!
やったぁ!
いよいよね!

製材所から届いた木材の品質をチェックします。サイズ(厚みや長さ)の計測、目視による状態の確認、木材含水率※の計測(17%以下)などを、品質担当者が厳しく検査します。
※木材に含まれる水分の割合のこと。

選別した窓枠材に、複雑な掘り込みなどの加工をしていきます。



精密機械で均質に、効率よく切りだす
約180°回転する開閉方式で、高い気密性能を備えるスウェーデンハウスならではの「窓」。頑丈な木枠には独自の複雑な細工を施しており、この形状を、精密機械で均一に量産します。全自動で稼働する機械は防音壁で囲んだ部屋に置かれ、端末からプログラムで制御。オペレーターは無人化製造工程全体を見渡せる窓やモニターで作業します。加工後の処理精度、木の状態は、人の目によって確認し、さらに人の手による繊細な最終仕上げで美しさの品質を整えます。

ここでは、凄まじい稼働音や
木屑などの飛散がある。
無人化によって、作業する人の
安全と健康を確保することも
できているんだ。

作業工程で木が暴れないよう、窓枠材を丁寧に束ねてから、防腐加圧注入釜へ入れます。
劣化対策のために、
木材の組織内まで防腐剤を浸透させる
木材を注入窯に入れ、内部の圧力を調整しながら、防腐のための薬剤を木材内部に浸透させていきます。この工程により、経年により成分が蒸発したり、流出することを防ぎ、長期の使用が可能になります。
風雨にさらされる木の窓枠には、
しっかり防腐処理を施して。
そのあと、機械乾燥処理をして、
さらに自然乾燥させるんだ。
「乾燥」も、木を安定させるために
必要な工程なんだよ。




気密パッキンは、窓の気密性能を支える重要なパーツです。窓外枠の四辺に、手作業で取り付けます。
気密パッキンは、
窓の気密性能・水密性能のかなめ。
だから人の手で、ひとつひとつ丁寧に
取り付けていくんだ。

優れた気密性能
スウェーデンハウスのトップターンウィンドウ(回転窓)は、ぐるりと囲んだ気密パッキンを押し付けるようにして閉じるエアタイト構造。サッシと窓枠が潜水艦のハッチのように密着しています。
優れた水密性能
スウェーデンハウスの窓は、台風のような強い風と雨でも、水を浸入させない水密性能を備えています。結露やカビの原因につながるため、水を浸入させない性能はとても大切です。

約180°回転する動作に必要なヒンジ(金物)などの金具を取り付けます。

窓外枠・サッシ(可動枠)をそれぞれ組み立てます。接合部の複雑な形状に合わせて、丁寧に接着剤を塗布。枠材を組み立て、機械を使って釘で固定します。


人の手で
ひとつひとつ丁寧に
組み立てているんだ。
さらに隙間や歪みがないか、
目視でしっかり確認するよ。


3層ガラスを受け止めて固定するための、3層ガラス受けパッキンを取り付けます。隙間なくしっかりと固定することで、窓の気密性能・水密性能を高めます。



オリジナルのヒンジで窓外枠とサッシをつなぎ、ビスで留めつけます。


重さ30kg、厚さ36mm の3層ガラスを機械で持ち上げ、手作業でサッシの中央に設置。さらにガラス水切り、押縁でしっかりと固定します。

一般的な窓ガラスは
1枚の厚みが3mmに対し、
スウェーデンハウスの
ガラス1枚の厚みは
4mmと頑丈だよ。

3枚のガラスでつくる2つの中空層が
優れた断熱性能を発揮
3枚のガラスがあることで中空層が2つになり、一般的な2層ガラス窓よりも優れた断熱性能を発揮します。さらに、2つの中空層には熱を伝えにくいアルゴンガス※を充填し、対流を防いでいます。
※地球の大気中に含まれているもので、窒素や酸素の次に多く含まれている気体。


だから、私のお家は夏も冬も
気持ちいいんだよね!

窓の回転や動きに問題がないか、金具やビスがしっかり留まっているかなど、人の目と手で検査・確認します。





トーモクヒュースシールを貼って完成。出来上がった窓は別棟のパネル工場に運び、窓入りの木質壁パネルに組み込まれます。

私のお家の窓は、
とってもたくさんの作業と、
人の手をかけて、
大切につくられているのね!

美しい「木の窓」でありながら、優れた快適性能と暮らしの利便性を兼ね備えているスウェーデンハウスの木製サッシ3層ガラス窓。その高いクオリティは、窓専用の工場を持ち自社生産することで可能にしています。オートメーション化された技術と、クラフトマンの目と手による丁寧な作業工程を踏むことで、創業以来ずっと変わらない確かな品質を、皆さまにお届けしています。