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この居心地の良さはなんだろう。木のぬくもりと、あちらこちらにある使い込まれた家具、手づくり感いっぱいのファブリックやオブジェたちに、身体も心もだんだん解きほぐされていく。まるで深く呼吸しているみたいな家。
ここストックホルム郊外のヤーナ地区は、環境保護への意識が高い人が多く暮らす、市内でもとりわけエコなエリアとして知られる。この家に住むベッティーナさんも、環境に負荷をかけない暮らしを実践している。
彼女は、障害をもつ子どもたちに手芸を教えるかたわら、古着を再利用したリメイクファッションを手掛けたり、フェルトを使ったタペストリーなどアート作品も制作している。90年ほど前に建てられたという家は、寝室やダイニングルームを次々に増築して、自分たちの手で少しずつつくり変えながら暮らしてきたという。 大きなソーイングテーブルを窓際に据えた部屋が、彼女のアトリエだ。無垢の木の床、白くペイントされた壁。そこに色とりどりのフェルトや古着が、差し色のように散りばめられている。

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隣は、真っ赤な床が楽しげなキッチン。赤くペイントされた飾り棚も並んでいて、それはさらにリビングの赤いソファや照明へと続く。空色の壁紙を背景に、思いもよらない色の組み合わせが新鮮。彼女の手にかかれば、インテリアだってこのとおり。 キッチンに備えつけられたオーブンは元からあったもので、「一度取り外したんだけど、また付けたの」とベッティーナさん。暮らしながら住まいの形をあれこれ試行錯誤するのは、スウェーデンでは普通のことらしい。そうして、手探りで本当の居心地の良さを見つける。この国の人はそれを決して厭わない。そして、他人任せにはしないのだ。
思い思いにペイントされた家具、子どもたちの工作とコラボレーションした照明。見回せば、この家には何ひとつよそよそしいものがない。何かしら物語があり、どこかしら手をかけられたものばかり。たとえ花瓶ひとつだって、リボンでドレスアップして、この家の一員になっているのだから。

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スウェーデンで暮らす彼女たちのライフスタイルを、一冊の雑誌にまとめました。
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みずみずしい緑に溶け込む、淡いモスグリーンの外壁。住宅街にありながら森の家を思わせる佇まいが、アンナさんの住まいだ。この家は、プロダクトデザイナーである彼女の仕事場でもある。
まず通されたのはゆったりしたリビング。大きな窓から差し込む日差しが、たっぷりしたソファにやさしい陽だまりをつくっている。奥には緑に包まれたようなダイニングルームが続き、10人以上は座れそうなテーブルがどっしりと。ここはアンナさんの仕事の試作品を並べる机になり、大好きなハンドメイドの作業台になり、夜は家族そろってのディナーの場所にもなる。
そこから屋外のウッドデッキに出れば、小高い丘のようになった庭が広がる。苔むした大きな岩の間に花が咲く庭は、どことなく日本的。奥には森を思わせるひっそりした茂みが続いていて、手づくりのブランコが見えた。

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眺めのいいデッキで、仕事や家事の合間にカルダモン入りのコーヒーで一息つくのが、アンナさんのお気に入り。この庭は、発想の源でもあるという。この家を選んだのも、外からの視線を気にしなくていい、プライベートな庭が決め手になったのだとか。
実はこの家、90年ほど前に靴屋として建てられたもので、その後は小さなミルク販売店だったのだそう。それを買い取って、一家でストックホルムの中心街から移り住んできたのは16年前のこと。
以来、少しずつつくり変えてきたといい、それは「家族みんなのプロジェクト」とアンナさんがアルバムを見せてくれた。外壁を塗り替え、好きな壁紙を貼りつけ、棚やベンチをつくって。自分たちでできることは自分たちで、一つひとつ理想の住まいに近づけてきた。それはかけがえのない家族の思い出であり、そのプロセスのなかで、住まいをつくる新しい発想も生まれている。

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ストックホルム中心部、トラムが行き交う大通りに面したフラット。石造りのらせん階段を上り、重い扉を開けると、フラットとは思えないほど明るく開放感にあふれたリビングが広がった。
高い天井に、白い壁。天井まである大きな窓は、澄んだストックホルムの空とこんもりとした木立の緑を映している。
築約100年は経っているというこの賃貸用フラットに、エストリードさんが越してきたのは11年前。暗い色だった壁や床は、自分で白くペイントした。家具や照明、ファブリックも、白を基調にすっきりと美しくまとまっている。
リビングの隣は書斎で、壁一面に整然と並んだ本は気持ちがいいほど。その隣のベッドルームでも、縦長の棚に上手に本を積んで、美しくディスプレイしている。
シンプルで機能的なインテリアにぬくもりを添えているのは、カラフルな手編みのベッドカバーや素朴な刺繍を施したクッション。それはちょうど真っ白いキャンバスに、カラフルな絵の具で好きな絵を描いたよう。

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毛糸で編んだ花を縫いつけたクッションを手に取ると、「この花のようなアップリケは祖母が編んだ鍋つかみだったの(笑)」とエストリードさん。
彼女の部屋には、ひいおばあさんのテーブルクロスに、ざっと100年前のピローケース……。見回せば、一つひとつ物語のあるハンドメイドばかり。「この歳になって、祖母にもらったものの良さがわかるようになったわ」とやわらかに笑う。
テレビ局に勤めるプロデューサーの彼女。数年前に出版した、掃除や家事のヒントを紹介した本がベストセラーとなり、一躍ハウスワークのエキスパートとしても知られるようになったという。
そもそも、女性も男性と同様に仕事をもち、フルタイムで働くことが一般的なスウェーデンでは、掃除を清掃業者に頼むことも珍しいことではないそう。国が費用の半額を補助してくれる制度もあるという。けれど彼女は、あえて掃除を楽しむことを提案している。

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古い時代の建物が数多く残される、ストックホルム市内のセーデルマルム島。
人々が行き交う街の中、長い塀の内側に足を踏み入れると、別世界が広がった。うっそうとした森のような庭。枝を広げた木々の中に、おとぎ話の主人公が住んでいそうな小さな木の家がのぞいている。
ティナさんの家は、18世紀初頭に建てられたもので、市の文化財として保護されている公共の賃貸住宅。広い庭はそれよりさらに古く、17世紀の昔からずっと守られてきたという。敷地はかつて大きな屋敷の一角で、ティナさんの家はその庭師の家だったらしい。彼女はここに暮らして20年近くになる。
なにより彼女が気に入っているのは、この家と一体になった広い庭だ。「とくに朝は開放感があって、それは気持ちがいいの。自分の家では田舎暮らしの気分、一歩外に出れば都会暮らしの気分、両方味わえるのが最高」。
彼女にとって、家を包み込むようなこの庭は、もうひとつのリビングのようなものなのだろう。

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インテリアのスタイリストの経験を活かし、自然でありながら美しい庭を心掛けているという。
こだわりは、その彩り。「今、黄色い花が咲く雑草ばかり増えちゃって大変なの。家が赤い色だから、本当はやピンクの花が似合うんだけど」と笑う。
背丈ほどもある名もない草も、「植物としては好ましくなくても、刈ってしまわずにそのままにしておくの、庭の彫刻としてね」。ありのままの姿を大切にして、自然が創り出す形をいとおしむ。
自然の恵みを食卓に取り入れるのも、ティナさんの日課だ。家の中に入ると、思いのほかモダンなリビングが広がっていた。無垢の板張りの床に、白くペイントされた壁。ここはダイニングでもあり、ご主人の仕事場も兼ねている。
大きな木のテーブルが、家族団らんの場所。壁にはお気に入りの本や小物たちが整然とディスプレイされ、片隅には白いタイル貼りの暖炉が存在感を放っていた。

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