スウェーデンハウスを
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オーナーインタビュー

一般住宅・別荘オーナーインタビュー

東京都

Tさん(2008年取材)

太陽の光、雨水、自然の恵みに感謝し、無理なく、無駄なく、暮らしを楽しむ
Tさん(2008年取材)

「モノを無駄にせず、大切にする」。数十年前の日本では当たり前のように行なわれてきたことですが、モノがあふれかえるにつれて私たちは「もったいない」を忘れてしまっていないでしょうか。当たり前のように使っている電気や水道水も「無駄使いしない」という気持ちを少し持つだけでも環境にやさしくなれます。太陽光発電、サンルーム、雨水利用など自然の恵みを生活の一部として取り入れ、無理なく、無駄なく、暮らしを楽しんでいるTさんとネコのリコちゃんの「自然体エコライフ」をご紹介します。

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自然の恵みに感謝し、無駄をしない暮らし1980年代から福祉関係のお仕事でスウェーデンに視察に行かれていたというTさん。福祉先進国であるスウェーデンは福祉の面で学ぶことがたくさんありましたが、人々の環境に対する考え方にも感化されたそうです。スウェーデンでは自分たちの環境を守るという意識がとても高く、「自然とともに生き、無駄をしない」という生活スタイルが徹底されていました。それに共感したTさんは住まいづくりの際に、省エネルギー、バリアフリーなど人と環境にやさしい思想を取り入れたスウェーデンハウスを選択されました。省エネ性に優れたスウェーデンハウス本体に加えて、自然エネルギーを積極的に活用したいと考え、太陽光発電を装備しました。さらにこのたび、ネコのリコちゃんのために太陽の光が降り注ぐサンルームをつくり、自然の恩恵をたっぷり享受するエコライフを実践されています。
スウェーデン旅行でのエピソード

Tさんがスウェーデンのある村を訪ねたとき、その村人から聞いた話です。ある人がその村の日本人を訪ねるため、村人にその家を尋ねたところ、名前は知らなくても日本人というだけで即座に「あの電気が煌々とついている家ですよ」と教えてくれたとのこと。スウェーデンでは国民一人ひとりができるだけ電気を使わないという意識が日常生活においても徹底されているため、必要のない電気がついている日本人の家が目立ってしまったというわけです。

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既存のデッキをサンルームにリノベーションT邸にリコちゃんという家族が増え、暖かいところが大好きなリコちゃんのために、これまでオープンスタイルのデッキだったところをサンルームにリノベーションしました。その際「できるだけ既存のものを活用すること」がTさんの条件でした。デッキの手すりをはずし、床(スノコ板)はそのままにして断熱材(板状のウレタンフォーム)を敷き、床材を張っています。さらにトップターンの窓とポリカーボネートで壁を囲んでいます。

「外からの視線など気にせず、水族館みたいなガラス張りのサンルームにしてほしかった」というTさん。真夏など暑い時期の日差しをコントロールするために、トップライトには電動式のブラインドを設置。庭への出入り口には簾をかけて、光を遮りながら心地よい風の道をつくる昔ながらの生活の智恵も取り入れています。

eco001_tokyo_t_p4.jpgサンルームはリコちゃんの気ままな楽園です。窓下にはスウェーデンで良く見かける飾り棚のカウンターが設置されています。このカウンターや床に置かれているいくつかのマットの上がリコちゃんのお気に入りの場所。カウンターはもはや「キャットウォーク」です。
eco001_tokyo_t_p5.jpg夏の暑い日差しを遮るためにサンルームの前庭にゴーヤを植えています。木でフレームをつくり、ネットを張ってゴーヤのつるをからませて光を遮る「緑の壁」に。さらにネットからサンルームの軒先までワイヤーを張って、パーゴラにする計画です。自然がつくる緑のカーテンは目にもやさしく、収穫も楽しみです。

庭の草木、家庭菜園のために雨水を利用Tさんの一日は朝、目覚めて庭の手入れをすることからスタートします。庭には季節によってスイカ、カボチャ、キュウリ、ナス、トマト、シシトウ、イチゴ、リンゴ、イチジク、夏ミカンなどさまざまな野菜やくだもの、草花を栽培して、大切に育てていらっしゃいます。水やりも大切な日課のひとつ。貴重な飲料水を使わずに雨水を利用したいと考え、サンルームをつくる際にオリジナルの雨水タンクを考案しました。雨水タンクは市販されているものもありますが、Tさんのものはとてもシンプル。屋根の雨樋に蛇腹のホースを取り付けて、管にジョイントして雨水を下に流して大きなポリバケツに溜めるというもの。バケツも2つ設置されているので水やりには十分です。

eco001_tokyo_t_p6.jpg雨樋から水を下に落とす蛇腹のホースを設置。
eco001_tokyo_t_p7.jpg雨水タンクはアイデア満載の2段式。ポリバケツを半分くらいまで土に埋めて、木の板でふたをして、さらにその上にバケツを乗せています。まず、木の板を一部分はずして、下のタンクに直接雨水が入るようにします。いっぱいになったら今度は上のタンクに。木のふたは工事中の端材を利用。

茶がらで庭の土づくり日本茶と和菓子が大好きというTさんは、飲んだ後の茶がらは捨てずに、庭の土に埋めて堆肥にしています。その土で野菜などを育て、自然の恵みを収穫して食べる…という自然の循環を自分たちの暮らし中に取り入れて実践しています。また、野菜や草花にも殺虫剤を使わず、虫が嫌う臭いがあるトウガラシやニンニクなどの天然成分を独自にブレンドして、「殺す」のではなく「追い払う」ようにしています。「エコライフというけれど、私は特別、何も手をかけない自然体。消費電力を抑えるためには、電気を使わないようにする。無駄をなくして捨てるものを減らせばいいだけ」というTさん。まさに自然体でエコライフを楽しんでいらっしゃいます。

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Tさんが実践する、高齢になっても自立した生活ができる家づくり車椅子を使用するようになっても、 1階だけで基本的な生活ができる間取り。
トイレ、洗面、浴室も車椅子で使用できるようなスペースと段差のない床。
コンセント・スイッチは立っても、座っても使いやすい高さに設置(使用する人身長に合わせて)。
階段の手摺は上るときよりも下りるときを重視して設置。

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リノベーション設計担当者
スウェーデンハウスサービス(株)第二営業部部長
賢木秀厚


サンルームはエクステリアメーカーで取り扱っている簡易タイプのものがありますが、アルミ製の窓や建具を使用しているため、木製サッシを採用しているスウェーデンハウスの外観デザインとミスマッチになってしまいます。そこで既存建物と調和したオリジナルデザインのサンルームをご提案しました。外観との一体感を重視し、サンルームの外壁も既存建物と同じサイディングで仕上げたり、窓も木製サッシを採用しています。ただしサンルーム自体は建物本体のような断熱性、気密性は必要ないので、部分的にポリカーボネートを使用して、コストを抑える工夫をしています。スウェーデンハウスサービスでは古い建物をただ造り直す(=リフォーム)ではなく、お客様の生活の質を高める付加価値を創造した「リノベーション」をご提案し、長く快適にお住まいになれるお手伝いをさせていただきたいと思います。

リノベーション設計担当者
スウェーデンハウスサービス(株)
内藤ユウ子


サンルームをご覧になると腰壁の部分が透明なポリカーボネートで仕上げられています。「なぜ壁にしないの?」と疑問に思うかもしれませんが、これはネコのリコちゃんの目線で考えられたものです。カウンターや床など、リコちゃんがどこにいても庭の景色を眺められるようにというT様の配慮です。私たちはどうしても人間目線で考えしまいますが、リコちゃんをご家族のように愛されているT様のやさしさがあふれているサンルームになりました。