メンテナンスフリーの怖さ

住宅の宣伝に「メンテナンスフリー」という言葉を見かけることがあります。しかし、その言葉の裏に隠されている意味をよく考えてみましょう。 メンテナンスフリーとは永遠にメンテナンスがいらないという意味ではありません。多くの場合は、テレビやパソコンなどの家電製品と同様にメンテナンスを前提としていないため、突然壊れてしまうのです。つまりメンテナンスフリーとは、住宅が消費財同様、不具合が起きたら使えなくなる可能性があるという意味であることを理解しておかなければなりません。
集合住宅に管理費や修繕積立金があるように、住宅の資産価値を保つためには何らかの手入れが必要となります。こまめに点検し手入れをすることにより、住まいの老化を遅らせる、つまり住まいを長持ちさせることにつながるのです。自分達でできることは自分達で手を加え、また、手に負えないところはサポート担当と一緒に修繕していく。そうすることによって、住まいは50年、70年、100年と住み継げる家へと成長していくのです。

住まいにはメンテナンスが必要です