スウェーデン流 ママとパパと子どもたちのいる暮らし「Tandfe(タンドフェ)歯の妖精」

2018.10.15 UP

クリスマスはお菓子の誘惑がいっぱい、親としては虫歯が一番気になる季節です。
スウェーデンでは乳歯は基本的に治療せず抜歯してしまうのですが、子ども達にとって虫歯で乳歯がなくなってしまうのはちょっと残念なことなんですよ。

西洋の国々には「tooth fairy(トゥース・フェアリー)という「歯の妖精」がいるのをご存知でしょうか?
抜けた乳歯を枕の下に置いて眠ると、その夜「歯の妖精」がやってきてプレゼントに交換してくれるといわれています。
ヨーロッパの国々で広まった習慣はウェーデンでも定着し、1990年代には「mjölktandmössen(ミョルクタンドモッセン)乳歯のネズミたち」というTVのアニメーションシリーズが放送されました。「歯の妖精」になった可愛いネズミたちがプレゼントを配るお話で、子供たちはお父さんから「虫歯のない綺麗な歯でないとプレゼントと交換してもらえないよ。」と言われます。
脅しのようではありますが…、
日本にもこんな妖精がいたら、歯磨きがもっと楽しい習慣になるのかもしれませんね!

箱に入った「歯の妖精」

スウェーデンでは「歯の妖精」を「tandfe(タンドフェ)」といい、最初の歯が生えたら贈り物をするという習慣はすでに2000年以上も前からあったようです。
今では、抜けた歯を枕の下に置く代わりに水の入ったコップの中に入れておくほうが一般的で、我が家でもコップの中の乳歯は、翌朝キラキラ光るguldpengar(金貨)に変わっていました!
何本の歯が金貨に変わったのかは、記憶にありませんが…
その時の嬉しそうな子どもたちの笑顔は何年経っても忘れません。

スウェーデンでは10クローナ硬貨(120円相当)が定番で、
妖精が持ってくるご褒美にぴったりな立派なゴールド

さて、金貨に変わった乳歯はその後どうなったのでしょうか?
引っ越しの多い我が家では行方不明のままですが、親たちの間では捨てていいものかどうか悩む人も多いとか。成長した子どもたちもまた、処理に困ってしまうらしいです。
日本では「下の歯が抜けたら、新しい歯が上に伸びるのを願って屋根の上に放り投げ、逆に上の歯が抜けたら床下に投げる」と言われてきましたが、住宅事情を考えると実行している家族は少ないでしょうね。

最初の乳歯を入れるシルバーのケース

目まぐるしく進化する現在では、抜けた乳歯は冷凍保管して再生医療に使用されるそうです。
妖精からプレゼントされる金貨は、キャッシュレス社会ではどんな風に変わっていくのでしょう。

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