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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第66回
Mariatårta (マリアトータ)
我が家の定番お誕生日ケーキ

スウェーデンでは幾つになってもお誕生日をお祝いをする習慣があり、特に10歳ごとの区切りには友人知人を招いて大きなパーティーを開きます。
一般的にはお誕生日の朝に、家族が誕生日の歌を歌いながら寝室にケーキを運んでお祝いします。
日本とは違うちょっと変わったお祝いの仕方に最初は驚きましたが、前日から準備したケーキを隠しておいたり、朝早くこっそりとケーキを作るサプライズ感は楽しいものです。
朝から甘いものはちょっと... という人や時間のない時は、とりあえずサンドイッチなどの軽めの朝食に国旗を立ててお祝いすることもあります。とにかく、お祝いの歌とプレゼントとケーキで目覚めるというのがお誕生日のお決まり。
我が家では今までに色々なケーキでお祝いしましたが、いつの頃か定番となったのが「Mariatårta(マリアトータ)」です。
「マリア」は女性の名、「トータ」はケーキのこと、どこかのマリアさんが考案したケーキということですね。スウェーデンではこのように人の名前がついたお菓子やお料理はほかにもたくさんあります。
マリアトータは小麦粉を使用しないので、グルテンアレルギーの人でも大丈夫。
アーモンドプードルと卵白で作るスポンジ部分とその上にバニラクリームをかけておくと、当日ホイップをのせるだけで出来上がるとてもシンプルなケーキです。

=========レシピ=========

<材料>

*** 21cmのパイ型 1台分 ***
【スポンジ生地】
・卵白・・・4個分
・グラニュー糖・・・110g
・アーモンドプードル・・・125g
【バニラクリーム】
・卵黄・・・4個分
・グラニュー糖・・・90g
・生クリーム・・・100ml
・バター・・・75g
・バニラエッセンス(あればバニラビーンズを使用)
【仕上げ】
・生クリーム・・・200mlをホイップする
・スライスアーモンド 適量

<作り方>

【スポンジ部分】
1)オーブンは170度に余熱しておく。
2)卵白を泡だて器で泡立て、もったりとしてきたらグラニュー糖を混ぜて、さらに角が立つまでしっかりと泡立てる。
3)アーモンドプードルを2)に入れて、ヘラなどで切るようにして泡をこわさないように混ぜ合わせる。
4)取り外しができるパイ型にクッキングペーパーを敷いて3)の生地を流し入れたら、170度のオーブンの下段で25分前後焼く。(竹串をさして何もついてこなければできあがり)
焼きあがったら型から外して冷ましておく。
【バニラクリーム】
5)鍋にバニラクリームの材料全てを入れて火にかける。バターが溶けたら中火にして、ヘラなどで常にかき混ぜながらトロッとするまで火を通す。(冷えると少し硬くなるので、カスタードクリームより少し柔らかめに仕上げる)
6)4)のスポンジの上に5)のバニラクリームを流したら、この状態で冷蔵庫に入れて少し冷やす。(前日にこの段階まで作っておいても良い)
【仕上げ】
7)生クリームを泡立てる。
8)6)のケーキを冷蔵庫から出して7)を塗り、スライスアーモンドを散らす。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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