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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第65回
Saft(サフト)濃縮ジュース

8月に入るとそろそろ夏も終わりに近づくスウェーデン。
サマーハウスで過ごす夏休み終盤は、夏の太陽をいっぱい浴びて育ったベリーを1年中食べられるよう、ジャムや「saft(サフト)」と呼ばれる濃縮ジュースにして保存する作業に追われます。
現在では摘み取ったベリー類は冷凍庫で保存しますが、冷凍技術がなかった遠い昔は、砂糖を使って加工し、保存していました。 特に冬の間太陽の恩恵を受けられない北欧の人々にとって、ベリーから取れるビタミンは貴重な栄養素。肉料理に添えられるベリーのソースも、必要から生まれたレシピだったのですね。
日本でも冷凍ベリーや、フレッシュベリーが手に入る機会が増えたので、サフトが簡単にできるようになりました。冷凍ベリーで作る長期保存可能なサフトとちょっと贅沢なフレッシュサフト、二つのレシピをご紹介しますので、ぜひご家庭でもスウェーデンの味覚を楽しんでみてください!

=========レシピ=========

<材料>

冷凍ベリーで作るサフト(濃縮ジュース)約500ml (4倍に薄めて2Lの飲み物=約10~13杯分)
冷凍ベリー・・・500g(ミックスべリーの場合)
水・・・400ml
*水分の少ないベリーの場合は少し水を加える。
グラニュー糖・・・270g
レモン汁・・・1/2個分

ブルーベリーのフレッシュサフト(濃縮ジュース)約300ml (3倍に薄めて900ml の飲み物=約5~6杯分)
ブルーベリー・・・500g (アメリカ産だと、よりスウェーデンの味に近いです)
熱湯・・・300ml
レモン汁・・・1/2個分
グラニュー糖・・・180g
*濾したジュース10に対して7のかさの砂糖を加える。

<作り方>

冷凍ベリーで作るサフト(濃縮ジュース)
1)分量の水を入れて沸騰させた鍋に、冷凍ベリーをいれてベリーが柔らかくなるまで火を通す。(10分程度)
2)スプーンや泡立て器を使って、ベリーの形がなくなるまで潰す。
3)濾し器かキッチンペーパーを敷いた大きめのざるを、一回り小さめのボウルの上に置き、2)を流し入れて、水分がボウルに落ちるのを30分ほど待つ。
4)別の鍋に漉した3)を入れて火にかける。
5)砂糖を数回に分けて入れて軽く煮立たせ、最後にレモン汁を入れる。
6)煮沸消毒した容器に出来上がった5)を注ぎ、そのまま冷ます。
7)完全に冷めたら冷蔵庫で1ヶ月、冷凍庫で半年程度、保存が可能です。
*砂糖の量を減らすと保存期間も短くなるので要注意!

ブルーベリーのフレッシュサフト(濃縮ジュース)
1)ブルーベリーを洗い、水気を切ったらボウルに入れて潰す。
2)沸騰したお湯をベリーの上から注ぎ、レモン汁を入れてよくかき混ぜ、24時間冷蔵庫に入れる。
3)2)を濾して量をはかり(300mlくらい)、分量(180g)の砂糖を加えて溶けるまで混ぜる。
4)3)のジュースを煮沸消毒した容器に注いで密封し、冷蔵庫で保存する。
*フレッシュベリーサフトは冷蔵庫で2週間程度、保存が可能です。
*サフト(濃縮ジュース)は適量の水かソーダで割っていただきます。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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