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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第63回
Citronmarängpaj (シトロンマレングパイ)
レモンメレンゲパイ

一年で一番明るい夏至の頃にお祝いする「Midsommar(ミッドソンマル)/ミッドサマー」は、スウェーデンではクリスマスと並ぶ大きな行事です。
では、ミッドサマーにはどのようなご馳走をいただくのでしょうか。
スウェーデンのお祝いごとにはスモルゴスボードがお決まりですが、色々な食材が手に入る現在ではミッドサマーの食卓も多様化し、最近はグリル料理が人気ナンバーワンのようです。
それでもやはりミッドサマーには伝統的な「酢漬けニシン」と採れたての「新ジャガ」、それに「スウェーデン産の苺」は欠かせません。
苺を使ったデザートは夏至祭の定番で、一番シンプルな組み合わせはバニラアイスと苺、ちょっとバージョンアップしたい時はチョコレートやキャラメルのソースをかけます。
その他には、メレンゲを使ったケーキ「マレングトータ」も夏によく頂くケーキです。ケーキ用に大きく焼いたメレンゲ台はどこのスーパーでも買えるので、ホイップクリームを作って、ベリー類や苺をたっぷりのせれば簡単に出来上がります。
今日はサクサクのメレンゲとは少し違ったイタリアンメレンゲを使ったレモンメレンゲパイをご紹介しましょう。
甘いメレンゲとレモンクリームの甘酸っぱさのハーモニーがとてもさっぱりして、この時期にぴったり。レモンメレンゲパイはスウェーデンでも人気のFikaのお菓子です。

【スモルゴスボードとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89 【マレングトータの作り方はこちら】
https://www.swedenhouse.co.jp/mjuk/column/recipe_1805.php

=========レシピ=========

<材料>

*** 直径23~25cmのパイ型1台 ***
【パイ生地】
・粉砂糖・・・60g
・薄力粉・・・180g
・バター・・・120g
・卵黄・・・1個分
【レモンクリーム】
・板ゼラチン・・・1枚半
・レモン絞り汁・・・150ml(2~3個分)
・レモンの皮のゼスト(色のついた表皮の部分)・・・2個分
・グラニュー糖・・・150g
・水・・・200g
・コーンスターチ・・・30g
・卵黄・・・3個分
・バター・・・30g
【イタリアンメレンゲ】
・卵白・・・5個分
・水・・・75ml
・グラニュー糖・・・200g
【トッピング】
・苺
・パッションフルーツ
・ミントの葉
*季節のベリーやフルーツで代用可

<作り方>

1)パイ生地を作る
a) パイ生地の材料全てをボウルに入れて、スケッパーなどで小さくカットしたバターと一緒に素早く指先でポロポロになるように混ぜる。一つにまとめたらビニール袋に入れて冷蔵庫で20分ほど冷やす。
b)オーブンを200度に設定し予熱する。
c) 冷蔵庫から取り出した生地を麺棒で3mmくらいの薄さに伸ばして、底が外れるパイ型に敷き詰めて、底全体にフォークでプツプツと穴をあけたら30分ほど冷凍庫に入れる。
d)冷凍庫から取り出したら、200度に温まったオーブンで10分焼く。

2)レモンクリームを作る 
- 板ゼラチンを水に入れてふやかす。
e) レモンの絞り汁とゼスト、グラニュー糖、水100mlを鍋に入れて混ぜ、沸騰させる。
f) ボウルに水100mlとコーンスターチ、卵黄を入れて泡立て器で混ぜたら、c)を入れてよく混ぜ合わせ、もとの鍋に戻す。
g)木べらなどで焦げ付かないよう混ぜながら、もったりとしたクリーム状になるまで火をとおす。
h)火からおろして、水気を絞ったゼラチンとバターを入れてよく混ぜてから、冷ましておく。
i)パイ生地に冷ましたレモンクリームを流し入れたら冷凍庫に入れて冷やす。

3)イタリアンメレンゲを作る 
j)鍋にグラニュー糖と水75mlを入れて沸騰させ、121度まで上げる。
k)ボウルに卵白を入れて泡だてはじめ、途中から j)の砂糖水を少しずつ入れながら、メレンゲの状態になるまでしっかりと卵白を泡だてる。

4)2)のレモンクリームを入れたパイ生地を取り出して、3)のイタリアンメレンゲをトッピングしたら、バーナーで焦げ目をつけて仕上げる。季節のフルーツやベリーと一緒にどうぞ!

*メレンゲは絞り袋で模様をつけて絞り出すと可愛く仕上がります。
*バーナーがない場合は200度のオーブンで数分焦げ目がつくまで焼いても良い。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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