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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第61回
Tigerkaka(ティーゲルカーカ)

スウェーデンのFikaタイムには欠かせないケーキやお菓子類には、ちょっと変わった名前のついたものがあります。
今回は「おかしな名前のお菓子」シリーズ第3弾、「Tigerkaka(ティーゲルカーカ)」という、ちょっと勇ましい名前のケーキをご紹介しましょう!
「Tiger(ティーゲル)」はスウェーデン語で「虎」という意味で、チョコレート生地を混ぜて焼いたパウンドケーキの切り口が、虎の縞模様に見えるところからこの名前がつきました。
スポンジケーキやパウンドケーキは、柔らかいクッキーという意味の「mjukkaka(ミュークカーカ)」と呼ばれ、ホイップクリームやベリーなどのフルーツでデコレーションした「Tårta(トータ)」と呼ばれるケーキとは区別します。
Tigerkakaはパウンドケーキの生地をふたつに分けて、片方にはココアを混ぜてチョコレート生地にし、ふたつの生地を合わせてからフォークで軽くかき混ぜて虎の模様を作ります。普通は1/3をチョコレート生地にするのですが、チョコレート好きの間では半分ずつが定番のようです。
生地の混ぜ具合で毎回違った模様ができ、どんな模様になるのかな...と、焼きあがったケーキをカットするまで、ドキドキするのも楽しみのひとつです。子どもたちに人気があるのは、この模様にも理由がありそうですね。
今回はオレンジピールをたっぷり入れた、ちょっと大人の味のするケーキに仕上げてみました!

=========レシピ=========

<材料>

7cm x 19cm のパウンドケーキ型 (または容量が700mlの型)1台分
・バター・・・70g
・グラニュー糖・・・60g
・卵・・・1個
・オレンジピール・・・30g
・オレンジの絞り汁・・・1/3個分
・バニラエッセンス(またはパウダー)・・・少々
・薄力粉・・・100g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1/2
・生クリーム・・・50ml
・ココア(粉末)・・・大さじ1.5〜2

<作り方>

① 室温で柔らかくしたバターとグラニュー糖を、泡立て器で白っぽくなるまで混ぜる
② 卵を溶いてから①に少しずつ入れて混ぜたら、小さくカット(または千切り)したオレンジピールとオレンジの絞り汁を入れて、さらに混ぜ合わせる。
③ 薄力粉とベーキングパウダーをよく混ぜてからふるい、②に入れて混ぜ合わせる。
④ 最後に生クリームを入れて混ぜる。
⑤ バターを塗り、細かくしたパン粉(または薄力粉)をふるった焼型に、④の生地の2/3を流し入れる。
⑥ 残りの生地にココアを入れてチョコレート生地を作る。
⑦ ⑤の生地の上に⑥のチョコレート生地を流し入れて、フォークで線を描くように軽く混ぜ合わせる。
⑧ 170度に温めたオーブンの中段に入れて40分ほど焼く。(オーブンによって焼き具合が異なってくるので、竹串などをさして焼けているかどうかチェックしてください。)

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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