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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第56回
Hasselbackspotatis (ハッセルバックスポターティス)

ジャガイモがおいしい季節がやってきましたね。 日本では「肉じゃが」や「おでん」など、冬のお料理にも頻繁に登場するジャガイモは、スウェーデンではご飯のように主食として食べられています。 ですから、私たち日本人がお肉や魚料理に添えるジャガイモの印象とは異なり、スウェーデン料理におけるジャガイモの存在感とそのボリュームには日本人なら戸惑ってしまうほど。 また、主食の食材だけあって、種類もレシピも豊富です。 中でも最近人気が再浮上しているクラシックレシピ、「Hasselbackspotatis(ハッセルバックスポターティス)」は見た目からは想像できないほど簡単なんですよ。 この料理の発祥は、ストックホルムのユールゴーデン島にあるHasselback (ハッセルバック)ホテルの料理学校といわれていますが、2つの説があるようです。 その一つは、1947年にハッセルバックホテルの料理学校の生徒が思いついたレシピという説。 そしてもう一つは、1955年、ハッセルバックホテルの料理学校の校長先生が、当時流行していたベイクドポテトを短時間で調理できないかと、ジャガイモに切り込みを入れることを思いついたそうです。実際にはそれほど効果はなかったそうですが、その後この変わった形のポテト料理が人気となり国中に広まりました。

=========レシピ=========

<材料>

*** 4人分 ***
・ジャガイモ・・・・・中8個(約600g)※ジャガイモは、メークインやキタアカリ、インカのめざめ等がお勧めです
・バター・・・・・40g(ぬりやすいように溶かしておく)
・塩・・・・・小さじ1/2
・ホワイトペッパー・・・・・適宜
・パン粉・・・・・20g

・耐熱皿にぬるバター・・・・・適宜

<作り方>

1)オーブンを200℃に設定して温めておく。
2)ジャガイモの皮をむき、切り離さない程度に下の部分を少し残し、約2~3mmの薄さに切り込みを入れる。(割りばし2本をまな板にのせ、ジャガイモを挟んで包丁をいれていくと、下まで切り落とさずに切り込みを入れられます!)
3)バターをぬった耐熱皿に、2)のジャガイモの切り込みを入れた方を上にして置く。溶かしバターの半分をハケでジャガイモにぬり、塩とホワイトペッパーをふる。
4)温めておいたオーブンに、3)を入れ、約35分焼く。
5)オーブンから一度とり出し、残りの溶かしバターをかけ、パン粉をふりかけて、再びオーブンに戻し、さらに10~15分焼く。
*このとき、スライスアーモンド(大さじ1)やパルメザンチーズ、ローズマリーの葉をちぎってふりかけてもよい。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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