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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第55回
Choklaldbollar (ショクラードボッラル)
チョコレートボール

世界中で愛される「チョコレート」はスウェーデンにも愛好家が多く、その人気は街のお菓子屋さんの数や品揃えをみても一目瞭然。チョコレートが持つ、人を魅惑する不思議な力を描いた2000年に公開された映画「ショコラ」の監督がスウェーデン人だったことも頷けます。

「サロン・ド・ショコラ」はその名も知れた世界的なチョコレートの祭典で、現在はフランスだけでなく世界中で開催され、日本でも2003年から開催されています。ストックホルムでは、2002年から毎年10月に★「Chokladfestivalen(ショクラードフェスティヴァッレン)チョコレートフェスティバル」という独自のチョコレートの祭典が開催されています。
3日間行われるこのイベントには各地で人気のコンディトリー(ケーキ屋さん)やお菓子屋さんをはじめ、他国から有名店も出店するため、老舗のチョコレートや話題の珍しいチョコレートを買い求める人たちが押しよせます。そんなわけでスウェーデンの10月はチョコレートの話題でいっぱいです。

毎日のコーヒータイムFikaでも、もちろんチョコレートの人気が高く、チョコレート味のケーキやクッキーには驚くほどたくさんの種類があります。
チョコレートを使ったお菓子作りは工程が複雑だったり失敗しやすくハードルが高いのですが、スウェーデンではチョコレートを溶かして作るレシピよりもココアパウダーを使って作るレシピのほうが多いので、失敗なくびっくりするほど簡単に作れてしまいます。これも合理的でチョコレート好きのスウェーデン人が編み出した技なのでしょうか。
そんな簡単レシピの中でも飛び抜けて簡単なレシピ、火を使わず材料を混ぜて丸めるだけで作れてしまう「chokladbollar(ショクラードボッラル)チョコレートボール」をご紹介しましょう。

★2014年からは" Bak-& Chokladfestivalen(バーク&ショクラードフェスティヴァッレン)" 「焼き菓子とチョコレートの祭典」と名称が変更されています。

*バターが苦手という方は、ヘルシーバージョンのレシピをお試しくださいね。

=========レシピ=========

<材料>

基本のショクラードボッラルのレシピ
*** 約20個分 ***
・バター(有塩)…… 50g
a)三温糖 …… 45g
a)ココアパウダー …… 大さじ1 1/2
a)オートミール …… 55g 程度
a)塩 ……ひとつまみ
a)冷ましたコーヒー …… 大さじ1
  a)バニラエッセンス …… 数滴

・ココナッツロング …… 60g程度

<作り方>

1)バターを室温で柔らかくしておく。(電子レンジを使用しても良い)
2)ボウルにa)の材料と溶かしたバターを入れてよく混ぜ合わせたら、冷蔵庫で1時間くらいおく。
3)冷蔵庫から出して小さなボール状(直径2.5~3cm)に丸める。
4)ココナッツロングをバットに広げて3)を転がしながら表面を覆う。
*気温が高い時は冷蔵庫で冷やしてから食べた方が美味しくいただけます。

・・・追加の情報・・・

*** ヘルシーなショクラードボッラルのレシピ ***
【材料】15~17個分
・熟したバナナ・・・ 2本
a)カカオパウダー・・・大さじ2
a)オートミール・・・100g
a)ココナッツパウダー(またはココナッツロング)・・・35g
a)冷ましたコーヒー・・・大さじ1
a)塩・・・ひとつまみ
a)はちみつ・・・大さじ2
a)バニラエッセンス・・・数滴
・ココナッツロング・・・40g程度

【作り方】
1)バナナをフォークなどで潰す。
2)ボウルに材料全てを入れてよく混ぜ合わせる。
3)2)を小さなボール状(直径2.5~3cm)に丸める。
4)ココナッツロングをバットに広げて3)を転がしながら表面を覆う。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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