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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第54回
Stekströming (ステークストロミング)
イワシのパン粉焼き

「sushi」だけでなく「ramen」ブームが到来中のスウェーデン。スーパーでは、お寿司に使う「nori」だけでなく、「wasabi」,「yuzu」,「macha」,「panko」という、日本語そのままの名前のついた食材が年々増えています。machaはケーキやデザートによく使われていて、yuzuやwasabiを使ったスウェーデン風レシピもたくさんみられます。 パン粉はスウェーデンにも昔からあるのですが、キメが細かく風味も少し異なり、数年前からは日本と同じパン粉が「panko」という商品名で売られています。パン粉を使う揚げ物料理はスウェーデンでは一般的ではなく、代わりに魚にパン粉をつけてフライパンで焼く料理があります。 ストックホルムのSlussen(スルッセン)という場所には、昔バルト海で捕れた魚を売る魚市場がありました。今でこそ肉料理が多いスウェーデンの食卓ですが、実は海に囲まれたスウェーデンでは昔からよく魚を食べていたのですよ。 今日は酢漬けニシンと並んで伝統的な魚料理「stekströming (ステークストロミング)イワシのパン粉焼き」をご紹介しましょう。 本来はスウェーデンのパン粉を使うのですが、最近はpankoを使ったレシピも登場しました。 マッシュポテトを添えて一皿料理にしたり、ライ麦の乾燥パン「knäckebröd(クネッケブロード)」にのせて、オープンサンドにしていただきます。 スルッセンにあるフードトラックでは、昔からこの「イワシのパン粉焼きオープンサンド」が、人気のファストフードです。

=========レシピ=========

<材料>

【stekströming (ステークストロミング)イワシのパン粉焼きの作り方】
*** 2人分 ***
・イワシのフィレ・・・2尾
・パン粉・・・20g
・パセリのみじん切り・・・小さじ2
・小麦粉・・・大さじ2
・溶き卵・・・1/4個分
・塩・・・少々
・コショウ・・・少々
・サラダ油またはオリーブオイル・・・適量
・バター・・・小さじ1

・ディジョンマスタード・・・小さじ2
・マヨネーズ・・・・・小さじ2

<作り方>

①パン粉とパセリを混ぜる。
②溶き卵にマスタードを加えてよく混ぜる。
③イワシに軽く塩コショウする。
④③のイワシに小麦粉をつけて、溶き卵にくぐらせてから①のパン粉をつける。
⑤熱したフライパンにサラダ油(オリーブオイル)を入れ、④のイワシの皮の部分から焼き目がつきパリッとするまで焼く。
⑥裏返して身の部分も焼く。焼きあがる直前にバターを入れて、風味をつける。
*マヨネーズとマスタードを混ぜたソースをかけてディルをトッピングし、マッシュポテトや茹でたジャガイモを添えて召し上がってください。
*茹でたジャガイモと一緒にサラダにしていただいても美味しいです!

<食べ方>

【「Strömingsmacka(ストローミングスマッカ)イワシステーキのオープンサンド」の作り方】
クネッケブロード(ライ麦乾燥パン)にバターを塗り、イワシのパン粉焼きをのせマスタードとマヨネーズを混ぜたソースをかけてから紫玉ねぎのスライスとディルをトッピングする。きゅうりのピクルスやケイパーをトッピングしてもよい。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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