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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第52回
Sommardryck(ソンマルドリュック)
夏野菜で作る爽やかドリンク 

スウェーデンの夏は、たいていは湿度が低く過ごしやすいのですが、年によっては雨ばかりの肌寒い日が続いたり、逆に気温が30度を越す暑い夏もあります。ほとんどの家庭にクーラーがないスウェーデンでは、冷たい飲み物で涼を取ることが暑い夏の唯一の解消法となりますが、不思議なことに、数年前までは冷たいコーヒーや紅茶を飲む人はほとんどいませんでした。

最近はグローバル化の影響なのか、アイスコーヒーやアイスティーが夏の飲み物として定着するようになりました。スウェーデンで冷たい飲み物といえば、ベリーなどの濃縮シロップを水やソーダで割って飲む「サフト」と、市販の飲み物「レスク」が一般的です。

今ではスウェーデンにあるどこのスーパーでも多くの種類のパック入り濃縮シロップが売られていますが、昔はみんな夏の間に摘んだベリーで自家製シロップを作っていました。シロップはベリーだけでなく、香りの高いフレーデルの花(エルダーフラワー)や、夏の代表野菜「ルバーブ」で作ることもあります。

「ルバーブ」はフキのように大きな葉っぱを付けた植物で、茎の部分だけを食用として使います。その茎はとても酸っぱいのですが、砂糖を入れて作ったシロップやジャムの甘酸っぱさはやみつきになる味です。

夏バテにも効果があると言われる「ルバーブ」で、爽やかな夏のドリンクを作ってみませんか?

=========レシピ=========

<材料>

Rabarber ginger ale ルバーブジンジャーエール
*** 8~10人分 ***
【ルバーブ ジンジャージュース】
・ルバーブの茎・・・300g
・生姜・・・30g
・グラニュー糖・・・90g
・水・・・1L

・ジンジャーエール・・・1本(500ml)
・氷・・・適量
・レモン・・・適量
・ミントの葉・・・少々

<作り方>

① ルバーブの茎を綺麗に洗って、3cmくらいの長さにカットする。
② 生姜は皮をむき、薄切りにする。
③ 鍋にカットしたルバーブと生姜の薄切り、グラニュー糖、水を入れて火にかけ、砂糖が溶けるように木べらなどでよく混ぜる。沸騰したら火を止め、蓋をして10分ほどおく。
④ コンロからおろして、さらに10~15分おく。
⑤ ④をザルなどで濾してから、冷ます。
⑥ 氷を入れたボウルにジンジャーエールを注ぎ、⑤のルバーブジンジャージュースを注ぐ。
⑦ レモンの薄切りとミントの葉を入れてしばらく(20分程)味をなじませてからサーブする。
*⑥の段階でお酒(ウォッカや焼酎)をいれてパンチボウルにすると、ウェルカムドリンクとしておもてなしにぴったりですよ!

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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