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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第49回
おかしな名前のお菓子②
Dammsugare(ダムスーガレ):掃除機

スウェーデンの日常に欠かせないコーヒータイム「FIKA」と、そのお菓子のお話は以前にもいくつかご紹介しましたが、今回は「おかしな名前のお菓子」の第2弾です。

スウェーデンに行ったことがある方は、小ぶりの細長い形をした緑色のお菓子を見かけたことがありませんか?

このお菓子は、カフェのショーケースにも並んでいますが、スーパーにも必ず、数個入りのパッケージで売られています。

実はこれ、「Dammsugare(ダムスーガレ)」というお菓子で、スウェーデン語で「掃除機」を意味します。なぜそんな名前がついているのかと言うと‥‥その小さな円柱形がスウェーデンの家電メーカー「エレクトロラックス」が1920年代に売り出した電気掃除機の形に似ているからだそうです。

ダムスーガレは、余ったスポンジケーキやクッキーのかけらをアラックというリキュールとバター、ココアで味付けし、薄く伸ばしたマジパンで包んで両端をチョコレートでコーティングしてあります。見た目だけではなく、残り物を寄せ集めたというところも掃除機の名前の由来のひとつだとか。

風味づけのリキュールの名前から、「アラックルッレ」とも呼ばれていたようですが、現在は「ダムスーガレ」という名前で広く知られています。

マジパンがあれば簡単に手作りできるので、お家でも是非作ってみてくださいね!

=========レシピ=========

<材料>

4~5㎝サイズ10個分
・スポンジケーキをくだいたもの・・・1カップ弱(約175ml)
*残ったホットケーキやカステラでも代用できます
・バター(室温)・・・50g
・粉砂糖・・・25g
・ココアパウダー・・・大さじ1
・アラック、もしくはお好みのリキュール・・・大さじ1/2
*アラックがなければ、コアントローで代用しても美味しくできます!
・塩・・・少々
【デコレーション】
・溶かしたビターチョコレート・・・40g
・グリーンのマジパン・・・150g程度
【マジパン材料】
・アーモンドプードル・・・200g
・ビターアーモンド(あれば)・・・3粒
・粉砂糖・・・125g
・卵白・・・1個分
・緑の食紅

<作り方>

① バターとココアパウダー、粉砂糖を泡立て器でよくかき混ぜる。
② スポンジケーキをくだいたものをフードプロセッサーでさらに細かくして、①に混ぜ合わせる。
③ ②にリキュールと塩を混ぜ合わせて生地を作ったらラップで包み冷蔵庫で30~60分寝かせる。
④ ③の生地を取り出し、直径3cmほどの棒状に細長く伸ばして成形して、半分にカットする。
⑤ マジパンを3mmくらいに薄く延ばして④の生地を巻く。
⑥ ⑤を4~5cmくらいの長さにカットする(6等分程度)。
⑦ カットした両端を溶かしたチョコレートにつけて、それぞれ1cmくらいコーティングする。

【マジパンの作りかた】
① ビターアーモンドがあれば、熱湯にしばらく浸けてから皮をむき、水気をしっかり拭き取ってからブレンダーで粉にする。
② ①と全ての材料をよく混ぜ合わせる。
*柔らかすぎる場合は粉砂糖を足して様子をみる。固すぎる場合は冷水を少し入れて調整する。
③ ②に緑の食紅を数滴ずつ加えて混ぜ、好みの色にする。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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