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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第44回
Mjukpepparkaka/ミュークペッパルカーカ

スウェーデンでは、クリスマスを待つ4週間のアドベント期間に入ると、本格的なクリスマスの準備が始まります。

アドベントの第1日目(2017年は12月3日)には、黄色いサフランを使って作る色鮮やかな黄色いパン「ルッセカッテル(ルッセブッラル)」を焼き、友人を招いてスパイス入りホットワイン「glögg/グロッグ」を囲んでアドベントのfikaを楽しみます。

ルッセカッテルの他、お馴染み「ペッパルカーカ(ジンジャークッキー)」もアドベントのfikaには欠かせない重要なお菓子です。

グロッグやジンジャークッキーに使うスパイス類は、寒い冬に風邪をひかないよう身体を温めて免疫を高めたり、消化を促進する効果のあるシナモンやジンジャー、クローブ等が使われます。中世の頃、薬として使用されていたスパイスは、このような形で現在に引き継がれているのですね。

これらのスパイスはジンジャークッキー以外ではクリスマス時期のデザートや料理にも使われます。

ジンジャークッキーのスパイスを入れて焼くスポンジケーキ「mjukpepparkaka/ミュークペッパルカーカ」は、薄く焼くジンジャークッキーと共に人気のお菓子です。

手軽に焼けて風邪の予防にもなりそうなミュークペッパルカーカで、みなさんもアドベントのFikaを楽しんでみませんか?

=========レシピ=========

<材料>

ミニパウンドケーキ型2台分
または1.5Lの焼き型1台分
バター・・・・100g
三温糖・・・・170g
卵・・・・・・・・・2個
ヨーグルト(水気を切ったもの)・・100cc
*ザルにキッチンペーパーを敷いて水分を切っておく。
コケモモジャム・・・50cc
薄力粉・・・・・・・165g
シナモンパウダー・・大さじ1
クローブパウダー・・小さじ1
ジンジャーパウダー・小さじ1
重曹・・・・・・・・小さじ1
パン粉・・・・・・・少々

<作り方>

①バターを室温でやわらかくしておく。
②焼き型にバターをぬってから、ブレンダーで細かくしたパン粉をはたく。
③オーブンを180℃に設定して予熱する。
④①のバターと砂糖を、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜる。
⑤④に卵を1個ずつ割り入れてさらに混ぜる。
⑥⑤に水気を切ったヨーグルトとコケモモジャムを入れて、ヘラ等で混ぜ合わせる。
⑦小麦粉とスパイス類と重曹をよく混ぜ合わせてからふるう。
⑧ふるった粉類を数回に分けて⑥に入れ、ダマができないようによく混ぜる。
⑨焼き型に流し入れたら、180℃のオーブンに入れて50~60分焼く。
⑩焼きたてにホイップクリームを添えていただく。
*焼き上がったら少し冷まして、お好みでアイシングをかけても良い。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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