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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第42回 おかしな名前のお菓子①
Radiokaka(ラーディオカーカ)ラジオケーキ

スウェーデン人が日々の暮らしの中で、とても大切にしているFikaタイム。実は飲み物のコーヒーや紅茶よりもうんと話題が多いのが、ケーキやクッキーなどのお菓子です。

Fikaのお菓子は以前にもいくつかご紹介しましたが、面白い形や面白い名前のついたケーキやクッキーがあるのをご存知ですか?

そのひとつが「Radiokaka/ラーディオカーカ」(ラジオケーキ)と呼ばれる、ビスケットとチョコレートを重ねて冷蔵庫で冷やして作るチョコレートケーキです。切り口が1920年代に家庭の娯楽の主役だったラジオに似ていることから、この名がついたそうです。当時はイヤフォンでラジオを聴いていたため、口に入れた途端すっと溶けるこのケーキは、ラジオの音を邪魔しない食べ物としてバナナとともにラジオパーティーには欠かせないお菓子だったとか。

家庭で簡単に作れるこのケーキは、その後も長い間Fikaのお菓子として人気がありましたが、残念ながら今ではあまり見かけなくなりました。

実は私も食べた事がなかったので、オリジナルレシピを基に作ってみました!

名前も作り方もちょっと変わったラーディオカーカは、きっとFikaを盛り上げてくれるはず。

是非お試しください!

その他にも幾つかあるのですが、別の機会にDamsugare(掃除機)をご紹介しようと思います。

=========レシピ=========

<材料>

7 x 17cm のパウンドケーキ型1個分
(*なければ牛乳パックを利用しても可)
・ココナッツオイル ・・・・110g
・ブラックチョコレート ・・100g
・卵・・・・・・・・・・・1個
・粉砂糖・・・・・・・・・70g
・マリービスケット(なければ他のビスケットで代用可)・・・適宜

<作り方>

① 鍋にココナッツオイルと細かく刻んだチョコレートを入れて、溶けたら火からおろして冷ます。
② 卵と粉砂糖を泡立て器でもったりするまで泡立てる。
③ ①に②をゆっくりと入れて混ぜる。
④ 型にクッキングペーパーを敷き、③を少し流し入れたら、ビスケットを敷く。
⑤ さらに③を流し入れ、またビスケットを敷く。これを何回か繰り返して層を作っていく。
⑥ ⑤を冷蔵庫に入れて、一晩冷し固める。
⑦ 冷蔵庫から取り出したら、少し温めたナイフできれいな層が出るように、気をつけてカットする。
*すぐに溶けるので、カットしたら早めにいただきましょう。

*チョコレートとココナッツオイルは鍋に入れて直接溶かします。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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