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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第35回
Laxpudding(ラックスプディング)
サーモンとジャガイモのグラタン

スウェーデンにはびっくりするほどたくさんの種類の乳製品があります。

乳牛が何を食べて育つかによって乳製品の味が違ってくるようで、主に牧草を食べて育つスウェーデンの牛から採れる乳製品は、穀物類で育てる日本のものとは少し味が違い、牛乳を飲んでみると、その違いがはっきりと分かるほどです。

スウェーデンでは乳製品の食べ方にもいろいろあり、焼き上がった魚に溶かしたバターをかけて食べる料理があります。バターを低温で溶かすと、透明な上澄みの油分と白く沈殿したタンパク質の2層に分かれ、この上に浮いた部分のオイル、「skirat smör(シーラットスモール)」を使います。

イタリア料理やスペイン料理で、仕上げにオリーブオイルをかけるように、スウェーデンではこのシーラットスモールを使います。

スウェーデン食材の代表とも言えるジャガイモとサーモンを使ったグラタンに、シーラットスモールをかけて食べる伝統的なお料理をご紹介しましょう!

=========レシピ=========

<材料>

*** 4人分 ***
・ジャガイモ(キタアカリ、メークイン、インカの目覚めなど)・・・1kg(6~8個)
・スモークサーモン・・・150g
・生サーモン・・・150g
・玉ねぎ(中)・・・1個
・卵・・・3個
・生クリーム・・・200ml(1パック)
・牛乳・・・100ml
・ディル・・・1パック(刻んで½カップ程度)
・塩・・・小さじ1
・ブラックペッパー・・・小さじ1程度
・バター・・・25g程度

【生サーモンの下味】
・塩・・・小さじ1
・砂糖・・・小さじ1

<作り方>

①生サーモンは軽く塩と砂糖、ディルの粗みじん切り(小さじ1程度)を振りかけておく。
②ジャガイモを洗い、皮つきのままたっぷりのお湯で少し固めに茹でる。(竹串で刺して確認する)
③玉ねぎは薄切りにし、フライパンにバター(お好みでオリーブオイルでも可)と塩少々を入れて、しんなりするまで炒める。
*炒め過ぎに注意して、色がつかない程度に!
④オーブンを220~230℃に温めておく。
⑤②のジャガイモの皮をむき、5~10mmくらいの厚さにスライスする。
⑥①のサーモンを2~3mmの薄切りにする。
⑦耐熱皿にバターを塗り、⑤のジャガイモ、③の玉ねぎ、スモークサーモンと⑥の生サーモンを重ねた層を2~3回繰り返し、最後にジャガイモのスライスをのせる。
⑧ボウルに卵を溶き、分量の牛乳と生クリーム、残りのディルを入れてよく混ぜ、ブラックペッパーと塩少々で味を整える。
⑨⑦の上から⑧をまんべんなく回し入れ、230℃に温まったオーブンの下段で40分程度焼く。
*オーブンによって焼き上がりが違ってきますので、焼き色をみて調整してください。
⑩焼き上がったら皿に取り分け、シーラットスモールをかけて頂く。
*付け合わせはグリーンピースのバター炒めや、スナップエンドウなどお好みで!

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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