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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第32回
Glögg (グロッグ)
スウェーデン風スパイス入りホットワイン

クリスマスに一番近い日曜日から4週さかのぼった日から、キリストの降誕を待ち望む期間「アドベント」が始まります。2016年は11月27日がその日にあたり、この日からクリスマスの準備を始めます。窓辺やテーブルを飾りつけ、ジンジャークッキーやサフランパンを焼き、友人とスパイス入りホットワイン「Glögg(グロッグ)」を囲んで、アドベントの始まりを祝うパーティーを開きます。

昔、スパイス類は薬として使われていましたが、このスパイス入りホットワインも、冬の寒い時期に身体を暖める薬として飲まれていたそうです。Glöggの語源は古いスウェーデン語で「暖める」という意味で、1800年代に広まり、今では特別な飲み物として、クリスマスの時期に飲まれます。

ヨーロッパの他の国にも、赤ワインにスパイスを入れて温めた飲み物がありますが、アーモンドとレーズンを入れて飲むのがスウェーデン流です。

スウェーデンでは、ワインに入れるだけでグロッグが作れるミックススパイスや、味付けされたグロッグが売られていますが、手づくりのグロッグでアドベントのお祝い、してみませんか?

=========レシピ=========

<材料>

*** 10杯分 ***
・赤ワイン・・・1本
【スパイス】
・クローブ・・・6本
・シナモンステック・・・1~2本
・生姜・・・2cmを薄切りにする
・スターアニス(八角)・・・1個
・オレンジの皮・・・白い部分がはいらないよう、皮の部分を10cm程度ナイフで剥く。

・きび砂糖・・・100g
・レーズン・・・適宜
・生アーモンド・・・適宜
*鍋に水を入れ、生アーモンドを入れて沸騰直前まで軽く茹で、少し冷めたら皮を剥いて、水気を拭き取る。

<作り方>

①鍋に赤ワインとスパイスを入れて1日置いておく。
②①にきび砂糖を入れて、沸騰しないよう注意して温める。
③②をザルで漉し、温かいうちにグロッグ用カップかグラスに入れサーブする。(無い時はデミタスカップか小さめのグラスで代用)
④レーズンとアーモンドは、好みの量を各自で入れられるよう、小皿に入れて置いておく。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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