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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第28回
Vergtass(ヴァリータス)
リンゴン(コケモモ)のカクテル

スウェーデンには「allemansrätten(アッレマンスレッテン)自然享受権」という権利があり、誰でも自由に森に入ってベリーを採る事ができます。そろそろ森では夏の楽しみのひとつ「ベリー摘み」が始まる頃です。

夏から秋にかけて収穫したベリーは濃縮シロップにしたり、ジャムにして保存しますが、この時期限定のフレッシュベリーは特別の贅沢です。

夏の時期に作るケーキには、フレッシュベリーを惜しげなくトッピングします。

摘みたてのベリーにアイスクリームやホイップクリームを添えたシンプルなデザートは、夏一番の人気者。そして、食後にはベリーのカクテル... と、旬の味を存分に楽しみます。

一般的にカクテルには素敵な名前がついていることが多いですが、スウェーデンには「vergtass(ヴァリータス):「おおかみの手」という意味」という不思議な名前のカクテルがあります。ヨーロッパ北部を代表するお酒(ウォッカ)とベリー(コケモモ)のジュースで作る爽やかなカクテルです。

どうして「オオカミの手」なのか...名前の由来は不明ですが、暑い日本の夏にもピッタリな「オオカミの手」を作ってみませんか?

=========レシピ=========

<材料>

*** 1杯分 ***
・ウォッカ 30ml  (お好みで調整してください)
・リンゴン(コケモモ)ジュース 30ml 

*リンゴンの濃縮ジュースは、「Lingon saft(リンゴンサフト)」 という名前で日本のIKEAでも販売されています。
*Lingon(リンゴン)はスウェーデン語でコケモモを意味します。

<作り方>

1)濃縮ジュースを水で割っておく。
2)グラスに氷を入れ分量のウォッカと1)のリンゴンジュースを注ぎ混ぜる。
3)ライムの薄切りとミントの葉っぱを飾る。

*フレッシュベリーがあればトッピングしてもよい。
*ちょっとゴージャスにvergtassにシャンパンを注ぐとVergtass Royal (ヴァリータス・ロイアル)というカクテルになります。
*濃縮ジュースは炭酸水で割ると、さらに爽やかなカクテルになりますね!

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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