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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第24回
Fyllda agg(フィルダエッグ)ポスクの卵料理

スウェーデンにも、いよいよ春の到来です。

3月の終わりから4月の初めにかけての日曜日には、十字架にかけられたキリストが復活した日をお祝いする、「イースター(復活祭)」を迎え、街中が色とりどりの羽根で飾られます。

スウェーデン語でイースターはPask(ポスク)といいます。スウェーデンの多くの家庭ではPaskafton(ポスクアフトン)といわれる前夜に、家族が揃ってお祝いの食事をします。酢漬けのニシンやサーモンはもちろんですが、1900年代になってからはこの日にラム肉を食べるようになりました。

まだまだ肌寒い時期ですが、庭でグリルをする家族も少なくありません。祝いの食卓は定番のスタイルがありますが、ポスクの食卓では「復活」のシンボルでもある卵が彩りを添えます。

日本では特別にイースターをお祝いする機会も少ないですが、簡単な卵料理で春の訪れをお祝いしてみませんか。

スウェーデンでポピュラーなFyllda agg(フィルダ・エッグ)「スタッフドエッグ」のレシピをご紹介しましょう!ゆでた卵の黄身に味付けしてから絞り器できれいに詰め直すだけの、簡単でおもてなしにもピッタリな前菜です。

=========レシピ=========

<材料>

*** 4人分 ***
ゆで卵・・・・・2個
*沸騰した湯に卵を入れて10分ゆでたら、すぐに取り出し冷水で冷やす。
a)マヨネーズ・・・・・大さじ1
a)サワークリーム・・・・・大さじ1
アーリーレッド(紫玉ねぎ)のみじん切り
・・・・・小さじ1
チャイブの小口切り(ないときはアサツキ)
・・・・・小さじ1
カイエンペッパー・・・・・少々(なくても可)
塩・・・・・ひとつまみ
コショウ・・・・・少々

【飾り】
キャビア/ディル/生ハム/アルファルファ(ない時はスプラウトなどで代用可)

*生ハムはクッキングシートを敷いた上にのせて170℃のオーブンに入れ、約25分程焼いてパリパリに乾燥させる。
*キャビアがない時は、黄身の詰め物に塩ひとつまみのかわりに、明太子またはタラコ小さじ1/2で代用するとよい。

<作り方>

①ゆで卵は殻をむき半分に切って、黄身の部分を取り出す。
②取り出した黄身にa)を加え、フォークでつぶしながらよく混ぜ合わせる。(ハンドミキサーで軽く混ぜても良い)
③②にアーリーレッドのみじん切りとチャイブの小口切りを加えて混ぜる。
④味をみながらカイエンペッパーと塩、こしょうを加える。
⑤④を生クリーム用の先を付けた絞り袋に詰め、①のゆで卵のくぼみに絞りだす。
⑥トッピングはディルだけでも良いですが、お好みでキャビアや乾燥させた生ハムを加えるとさらに豪華になります。巣に見立てたアルファルファの上にサーブすると、ポスクの雰囲気が味わえます!

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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