ストックホルムレポート この季節だけの自然からのおくりもの、秋の産地直送市
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スカンセンのクリスマスマーケット
自然が作り出す冬の楽しみ方
スカンセンのクリスマスマーケット
 
スウェーデンのクリスマスは、アドヴェント(クリスマス前の4週間あまりの期間)の第1日目から始まる。毎年11月30日に最も近い日曜日が第1日目となるので、今年はちょっと遅めの12月3日からスタート。
この日から街中でクリスマスの飾りつけが始まり、各家庭の窓辺に置かれたキャンドルの灯りが、明るく色を添える。
スウェーデンで最も暗い12月を彩るのは、街のあちこちで開かれるクリスマスマーケットだ。その中で一番の賑わいを見せるのが、伝統的なスウェーデンのクリスマスを味わえる野外博物館スカンセンのマーケット。クリスマスの準備に集まってくる人々は冬のスウェーデンにぴったりの飲み物、スパイス入りの温いワインのグロッグを飲みつつ、熱々のローストアーモンドをほおばる。
あっちの屋台にはワラで作ったヤギのオーナメント、こっちの屋台には焼きたてのルシアキャットに人だかりが出来る。どちらもスウェーデンのクリスマスには欠かせない品物だ。広場に設置されたツリーのまわりでは人々が踊り始め、マーケットはいっそう賑わいを増す。今年もクリスマスがやってきたことを実感するひとときだ。
 
ワラで作られたヤギのユールボックやオーナメントが並ぶ。 サフラン入りのロールパン、「ルシアキャット」はクリスマスに欠かせない。 木で作られたサンタクロースやツリー型のキャンドル。 モミや白樺の葉などで作られたフレッシュなクリスマスリースの屋台。
温めて飲むスパイス入りワインの「グロッグ」をボトル入りで販売。小さな専用カップにレーズンとアーモンドを入れていただく。 ツリーのまわりでは人々が輪になって踊りだす。 生のまま炙っていただくのが伝統的なニシンの食べ方。

テキスト:山本由香
写真:ピーター・ブルセリド