mjuk

Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第15回
夏の楽しみお花のシロップ
Fläderblomssaft(フレーデルブロムスサフト)

スウェーデンでは6~7月が夏の盛りになります。

気温の変動が激しいですが、ちょうど日本の春のような気候です。草木が茂り、花が咲き乱れるのもスウェーデンの夏の風景。

なかでも、白く可愛いらしいお花をいっぱいに咲かせる「Fläderblommor(フレーデルブロンムル)」は特に人気のある花です。「エルダーフラワー」という英語名でも知られるこの花は爽やかな香りが好まれ、夏を代表するジュース作りには欠かせない存在でもあります。スウェーデンには自然享受権があるおかげで、公園や道ばたに咲いているフレーデルの花を、だれもが自由に摘みとることができます。そのためこの時期は、ハサミとカゴを持ってお散歩に出かける人をよくみかけます。また7~8月には様々なベリー類が少しずつ時期をずらしながら実をつけるので、夏から秋にかけて1年分のジャムやシロップ作りを思う存分に楽しむことができます。

ストックホルムで行われたフィリップ王子のロイヤルウェディングのディナーの前菜にもこのフレーデルブロンムルのシロップが使われました!

では、スウェーデンの夏を代表するお花「フレーデルブロンムル」のシロップの作り方をご紹介しましょう!

*自然享受権とは・・・

http://www.swedenhouse.co.jp/mjuk/column/life_1503.html

=========レシピ=========

<材料>

フレーデルシロップ 約700ml

フレーデルの花  15房程度
レモン      2個
水        500ml
砂糖       500g
*レモンは皮の部分も使用するので、防カビ剤などのついていないオーガニックのものをお薦めします。

<作り方>

1)フレーデルの花は虫がついていないかよく見てふるい落とし、さっと洗ったらザルにあげて水気をきっておく。
2)レモンはぬるま湯でよく洗い、1個は薄切りにし、残りの1個は黄色い皮の部分だけをピーラーでむく(白い部分が入らないよう気をつける)。
3)1)のお花と2)の薄切りにしたレモンとレモンの皮を一緒にボウルにいれておく。
4)鍋に500mlのお水を入れて沸騰させ、砂糖を入れて溶かし、火をとめる。
5)3)のボウルに4)を注ぎ混ぜ合わせる。少し冷めたらレモン汁1個分(皮をむいた分)を入れる。
6)冷蔵庫で3日間寝かせる。
7)冷蔵庫から取り出したら、ざるに布巾かキッチンペーパーをしいて漉したら出来上がり!
ビンにいれて冷蔵庫に保存する。冷凍庫で長期保存もできます。

*ベリー類のシロップは砂糖とベリーを煮詰めて作りますが、フレーデルのお花のシロップは香りがとんでしまわないよう、砂糖を溶かしたお湯を注ぐだけで簡単に出来上がります。
*このシロップは、お好きな割合でお水や、ソーダ水で割っていただきます。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

< 前の記事

次の記事 >