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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第11回
Fikaのおもてなし「Hallongrottor(ハッロングロットル)」

コーヒー好きのスウェーデン人には、古くから欠かせない

「Fika(フィーカ:お茶をする)」という習慣があります。行く先々で「 Ska vi fika?(スカ ヴィ フィーカ?)」「お茶しませんか?」と聞かれ、私が初めて覚えた単語でもあります。

スウェーデン式おもてなしの "Fika" では、コーヒーと一緒に、必ず美味しいケーキやクッキーが出されます。

1800年代の後半に最低でも7種類のお菓子をお皿に盛ってサーブするというマナーが広まり、1945年に「Sju sorters kakor(シュウ ソッテシュ カークル:7種の焼き菓子)」というレシピ本が出版されました。内容は少し変わりましたが、今でも同じタイトルで出版され続ける、ベストセラーの料理本です。

今日はその中からHallongrottor(ハッロングロットル)という、ラズベリージャムを使った、とっても簡単なソフトクッキーをご紹介しましょう!

=========レシピ=========

<材料>

22個分(直径6cm程度)
*出来上がりはこれくらいの大きさになります。
< 生地 >
小麦粉        275g
グラニュー糖     90g
ベーキングパウダー  小さじ1
バニラシュガー    小さじ2
(ない場合はバニラエッセンスかバニラオイル少々)
バター        200g
< フィリング >
ラズベリージャム   1/2カップ(100~120ml)
*ジャムがゆるい場合はコーンスターチを少し混ぜて硬めにする。
(注)ジャムのゆるさにもよりますが、100mlに対してコーンスターチは小さじ1までにして固めてください。
< 型 >
マフィンカップ    22個

<作り方>

1)オーブンを180℃~200℃に設定し温めておく。
2)材料の小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、バニラシュガー(ない場合はバニラエッセンスかバニラオイル少々)をボウルに入れて混ぜる。
3)冷蔵庫から出したバターをスケッパーなどで細かく切り、2)の生地に素早く混ぜ合わせる。フードプロセッサーがある場合は使用すると簡単に混ざります。手のぬくもりでバターが溶け易いので、素早く混ぜるのがコツです。
4)ポロポロとした生地がまとまってきたら、直径5cmくらいの棒状にまとめ、ラップに包んで冷蔵庫で少し休ませる。
5)4)を22個に切り分ける(1個約30g)
6)オーブンプレートにマフィンカップを敷き、5)の生地を少し押さえて形成する。
7)6)の生地の真ん中を指で押して丸いくぼみをつけ、その中にラズベリージャムを入れる。
8)オーブンに入れ、10分程度焼く。少し焼き色が付いてきたら出来上がり。
*普通のクッキーより色が白いので焼きすぎないよう注意!

(注)温度はオーブンの種類や機種によって違いますので説明書に従ってください。小さめのオーブンの場合は温度を低めにし、焼き色をみながら焼き時間を少し長くしてください。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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