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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第5回
甘酸っぱい夏の定番パイRabarberpaj
/ルバーブのクランチパイ

8月半ばを過ぎると、スウェーデンでは夏もそろそろお終いです。

この頃には収穫最後のベリーをジャムやジュースにして、ひとの美味しさをしっかりと保存することに専念します。ビタミンがたっぷり詰まったベリー類は、遠い昔から厳しい気候の冬を乗り切るため、大切な栄養源になっていたのです。

短い夏にはベリーだけでなく、栄養をたっぷり含んだ野菜も庭で立派に育ちます。

一見「ふき」にみえる大きな葉をつけた「ルバーブ」がその代表です。

真っ赤な茎からは想像出来ないほどの酸っぱさは、それがまた癖になる味です。

スウェーデンの夏を代表する野菜ルバーブを使った驚くほど簡単なパイをご紹介しましょう。

日本でも最近みかけるようになったルバーブですが、手にはいらない時はベリー類でも代用できます。

ベリーを使う場合は少々酸っぱめのものを選んほうがいいですよ

=========レシピ=========

<材料>

ルバーブ      500g(太さ4cm、長さ50cmくらいのもの3~4本程度)
片栗粉       大さじ 1/2
グラニュー糖    大さじ3 (ブラウンシュガーでも良い)
シナモン      小さじ1

(クランチ生地)
オートミール    60g
薄力粉       85g
ココナッツフレーク 18g
グラニュー糖    45g ~50g(ブラウンシュガーでも良い)
バター       150g

<作り方>

1)オーブンを200℃に設定し予熱しておく。
2)バターは冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておく。
3)ルバーブはきれいに水洗いし水気を切ってから、2cmくらいの大きさに切りオーブン皿に入れる。
4)片栗粉とグラニュー糖とシナモンを混ぜてルバーブの上に振りかけ、軽く混ぜ合わせる。
5)クランチ生地を作る。
材料の粉類とグラニュー糖をよく混ぜ合わせ、室温に戻したバターを小さめのサイコロ状に切り、粉類に混ぜ合わせる。
混ぜるときは手を使い、ぽろぽろになるように混ぜる。
6)④のルバーブの上に⑤のクランチ生地をルバーブが隠れるくらいに振りかける。
7)⑥を予熱で温めておいたオーブンに入れ、25分ほど焼く。

*オーブンによって温度設定が異なるので、途中でのぞいてみてください。
クランチがほんのりときつね色に焼けていたら出来上がりです。
*大きいオーブンの場合は225℃中段で20分ほど焼いてください。

<食べ方>

焼きたてのパイに、冷たいバニラアイスの相性は抜群!
バニラアイスの代わりにホイップクリームでもOKです。
スウェーデンではVaniljekräm(ヴァニリエクレーム)というバニラクリームソースと一緒に頂くのが一番の人気です。カスタードクリームよりもさらっとしたクリームです。

・・・追加の情報・・・

<おまけのレシピ>
バニラクリームソース
(材料)
バニラビーンズ  1本
牛乳       500ml
卵黄       5~7個分
グラニュー糖   90g~130g *甘さはお好みで調整してください。
コーンスターチ  38g
バター      50g

(作り方)
1)バニラビーンズに縦に切り目を入れてさやを開き、中の種をナイフでこそげるように取り出す。
2)鍋に牛乳と①のバニラビーンズを入れ、沸騰直前まで温める。
3)ボウルに砂糖、コーンスターチ、卵黄を入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。
4)③に、①の温めた牛乳を泡立て器で混ぜながら少しずつ入れる。
5)④を再び鍋に戻し、塊が出来ないよう泡立て器で常に混ぜながらとろみがでるまで火にかける。
6)十分にとろみがでたら別のボウルに移し、バターを入れ混ぜながら溶かす。ボウルに冷水を当てて冷やし、膜ができないよう時々混ぜながら冷ます。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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