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Column from Sweden

12ヶ月の美味しい話

第8回
スウェーデン風『森のパイ』Skogspaj /森のパイ

森のパイ(きのことチーズを使ったもの)

12月が近づくと世界中でノーベル賞の話題が盛り上がります。

本国スウェーデンでも暗く寒い冬の時期を華やいだ気分にしてくれる大切なイベントでもあります。料理好きにとって気になるのが晩餐会のメニュー。晩餐会、前菜、メイン、デザートの品のコースで振舞われます。特別豪華ではありませんが、スウェーデンならではの食材を活かし、素朴でありながら丹念に作られた11品は、ノーベル賞に相応しいエレガントなディナーだなと関心します。

今日はノーベルディナーの再現とまではいきませんが、ノーベルディナーにも度々使われる、スウェーデンの森で採れる代表的なきのこ「カンタレッラ」(アンズ茸)を使ったお料理をご紹介します。

カンタレッラは、独特の香りがあり、バターで炒めてトーストしたパンの上に乗せて頂くのが一番美味しい食べ方だと言われていますが、パスタやパイに使っても特別な味わいがあります。

日本では入手が難しいので、身近なきのこを混ぜて『森のパイ』を作ってみましょう!

*乾燥のカンタレッラやポルチーニ茸が入手出来る方は、是非そちらで試してみてください!

=========レシピ=========

<材料>

24cmの型

(パイ生地)
薄力粉                165g
バター(冷蔵庫で冷やしたもの)    125g
塩                  小さじ1
水                  大さじ2

(フィリング)
玉ネギ                小1個
ニンニク               1かけ
バター                24g
きのこ類(ブラウンマッシュルーム等) 300g程度
ブラックペッパー           適宜
チーズ                100g
パセリ                適宜
ベーコン               60g
卵                  中3個
生クリーム              200ml
牛乳                 100ml
カボチャの種またはひまわりの種    適宜

*チーズはとろけるチーズとパルメザンチーズを混ぜる。お好みでブルーチーズを混ぜても美味しいですよ。

<作り方>

1) オーブンを220℃に温めておく。
2) パイ生地を作る:冷蔵庫から出した冷たいバターをスケッパー等で細かく切る。
3) ボウルに分量の小麦粉と2)のバターを入れ、手でバターをつぶすようにして小麦粉と混ぜ合わせる。泡立て器を使って混ぜても良い。
4) ポロポロになってきたら水を加えて混ぜ、塊になるようにする。
5) バターを塗ったパイフォームに4)の生地をはりつけるようにのばしていく。角のところの生地が厚くならないよう気をつけて、まんべんなくのばす。
6) 5)にラップをし、冷蔵庫で30分ぐらい寝かす。
7) 6)をオーブンに入れて10分程焼く。
8) フィリングを作る:みじん切りした玉ネギをバターかオリーブオイルで炒め、横に取っておく。
9) きのこ類も薄切りにし、みじん切りしたニンニクと一緒に汁気がなくなるまで炒め、塩こしょうで味を整える。
10) 8)と9)を7)の焼いたパイ生地のフォームに詰める。
11) 10)に細かく切ったチーズをかける。
12) 卵と生クリーム、牛乳を泡立て器で混ぜ塩こしょうし、11)の上から回し入れる。
13) パセリをトッピングして、 お好みでカボチャやひまわりの種もトッピングするとよい。
14) 温めておいたオーブンに入れ25分から30分焼いて出来上がり。

※お好きな方はブルーチーズも混ぜて焼くと、よりコクがでて美味しいパイが出来上がります。
ポルチーニ等、乾燥したきのこがあったら水で戻して使用できます。
複数のきのこをミックスして作ってもいいですね。

見瀬理恵子(イラストレーター)

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)

大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。

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