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住まいは、建てたときに最先端のモダンなデザインでも、長く住まうことで経年劣化をするためにやがて「古い家」となってしまいます。新築のときは気に入っていても、長い年月を経る中で、新しく建った家と比べて見劣ってしまいがちです。こだわって建てる家だからこそ、いつまでも古く感じず、気に入る家である必要があります。そのためには、家族の成長に合わせて、味わいや趣の変化を楽しめるデザインであることが大切です。
通常、全体の建築費の中で構造にはおおよそ7割ぐらいかかると言われています。例えば、1000万円の家では、700万円、2000万円の家では1400万円になります。金額の安い家では、結局構造に十分お金がかかっていないことになります。設備は予算次第でリフォームもできますが、家の構造は、後になって変えることはできません。長きに渡って快適に住むことを考えると、しっかりした構造の家を選ぶことが賢明と言えます。
良い家を作るには、品質の良い木材を選ぶことが大切です。含水率が低いほど木材の強度は増します。また、木材の耐久年数は樹齢年数に比例すると言われています。例えば、日本の建材として一般的に使われている木材の樹齢年数は30年前後、北米の2×4材では25~30年です。法隆寺が今も変わらずあり続けるのは、800年以上の樹齢年数の木材を使っているからだと言われています。木造住宅を選ぶのであれば、良質な木材を選びましょう。
近年では高気密・高断熱の住宅が普及し始めており、商品のカタログには様々な性能値が掲載されています。しかし木造住宅については、施工精度や施工している現場の環境によって性能が左右するため、カタログ掲載値と同じになることはありえません。つまり、その家が本当に高性能かどうかを知るためには、実際に測定して確かめなければなりません。
建築基準法の改正により、シックハウス対策として24時間計画換気が義務付けられています。これは室内の空気環境をクリーンにしておくことを目的とされています。しかし、常時換気を行なうことにより、冬は寒さ、夏は暑さが室内に入ってきてしまうため、冷暖房効率を損ねてしまいます。より効率的に換気を行なうためには、室内を冷暖房した熱を逃さない、熱交換型の換気システムがお薦めです。
最近では長期優良住宅や100年住宅など長く住むことのできる住宅が奨励されています。ものを大切にするという観点から長く使える住まいであることはとても重要です。しかし、どんな優れた家でも、手入れをしなければ、ある日突然不具合を起こすことがあります。突然の事態に備えるためにも、定期的に住まいの状況をチェックすることが家を長持ちさせる第一歩です。
長く住む家だからこそ、将来の暮らしだけでなく、様々な状況を見据えておく必要があります。家族の誰かが病気・事故によってハンディキャップを負うことや、老後に介護を必要とすることがあります。そのような時、例えば、共用部の廊下を大人二人が歩ける幅にしておけば、介護が必要な場合や車いすで通る際に便利です。はじめからゆとりを持った、誰にでもやさしいユニバーサルな家づくりを考えたほうが良いでしょう。